パイオニア（先駆者）と僕らは何が違うのか！？｜幻冬舎ニュース

パイオニアと呼ばれる人がいる。世の中の常識を疑い、固定概念を覆し、未来を切り拓く！頭ではわかっている、でも簡単ではない。いや、とてもマネできない。

脳研究者・薬学博士の池谷裕二氏いわく、パイオニアとは“異端”。つまり、普通ならリスクを恐れて踏みとどまるところをパッと飛びだせてしまう、向こう見ずで楽観的な傾向があるという。これには快感やモチベーションを与える神経伝達物質・ドーパミンが関係しているのだとか。

「何か新しいことに挑戦する時にどのくらい快感を感じるか、というのは遺伝子によってある程度決まっています。日本人の場合、ドーパミンを4倍に増幅するタイプと、2倍に増幅するタイプがいて、4倍タイプはチャレンジャー、2倍タイプは安定志向です。
社会的に成功している人の遺伝子を調べると4倍タイプが多いと聞きますね。さまざまな分野で多くのパイオニアを生み出しているアメリカには、7倍タイプもいますよ」

そうだったのか！ “パイオニア遺伝子”なるものが存在していたのだ。ならばあなたが4倍タイプなら、パイオニアになる資質はあるということ。とはいえ、変人クラスのぶっ飛んだ発想をもっていなければ、パイオニアにはなれないのでは！？

「ノーベル賞クラスの科学的発見を分析した論文によると、革新性のスコアは上から１０～１５位くらいのものがもっとも影響力をもつ、とあります。つまり、トップ１０に入るような、新しすぎるアイデアは世間に受け入れられないんですね。パイオニアになるためには時代を読む力も必要ではないでしょうか？」

なるほど、イノベーション（革新）と呼ばれるものは、まったく新しくて誰もついていけないものではなくて、もともとの知識や技術を進化させて新しくしたものがほとんど、ということらしい。
あなたはパイオニアになれるか？なれないか？まずは、「パイオニアタイプ別診断チャート」でみてみるべし！詳しくは月刊「ゲーテ」本誌にて！

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今号の大特集は「パイオニアの思考法」。安藤忠雄さんが３人のパイオアニア、小澤征爾さん、山中伸弥さん、野茂英雄さんとの大型対談が実現。あの時、あの瞬間、どんな思いで過ごしたのか、力を与えてくれたものは何だったのか、その真相に安藤さんが肉迫。

海外へ行け！テレビやインターネットで調べて知った気持ちにはなってはいけない。自分自身の体験でなければまったく意味がない。英語がわかろうが、わからなからろうが
―――小澤征爾

優れた研究者が共通して持つ資質の基本は、ＶＷ。「Ｖ」はビジョン、長いスパンでの目標を明確に持つこと。「Ｗ」はワーク・ハード、一所懸命に働くこと
―――山中伸弥

ピッチャーをやるからにはエースを目指せ。エースとは打たれても、味方がエラーをしても、態度を変えずに投げる選手
―――野茂英雄

このほか、「世界を変えた経営者の名言集」も必見。
テスラ・モーターズのイーロン・マスク「歯を食いしばってでも、リーダーは最高の演技をしなければならない」、アマゾンのジェフ・ベゾス「毎朝、恐れを抱いて目覚めよ」、フェイスブックのマーク･ザッカーバーグ「利益よりも世界をあっといわせたい」など、その言葉の数々から、なぜパイオニアになれたのかを分析。また、ビジネス、スポーツ、カルチャーなどの今、目が話せない「パイオニア図鑑」も必見。

また、第二特集は時計特集「今、ニッポンの腕時計がすこぶるいい！」。ここ数年、注目を集める国産腕時計のスイスメイドとは違った魅力を徹底分析！

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そして、今号はなんと別冊付録『GOETHE＆Sons』が発行に。平幹二朗親子、桑田真澄親子、陳建一親子らが登場。「24時間仕事バカ！」と成人する子供へ向け、子供にゆずりたい、共有したい本や時計、さらにインテリアやレストランなどを一挙ご紹介。