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2016.09.08

2018 FIFA W杯ロシア最終予選 
VS UAE、タイ

ヤシキ ケンジ

2018 FIFA W杯ロシア最終予選 <br />VS UAE、タイ

 どうなる、W杯最終予選……!?
 

 はっきりいって、最終予選のしょっぱなから負けるとは思わなかった。
 最終予選初戦で負けたのは、さかのぼればドーハの悲劇の予選以来らしい。
 なんでも最終予選の初戦で負けると、統計上、W杯出場の可能性はなんと「0%」とのこと。
 初戦のUAE戦に負けたおかげで、これからの予選を見るのは面白くなった。
 もちろん日本代表が強くあって欲しいし、W杯に出場することを望んでいるのだが、「今回、もしW杯出れなかったらどうなるんだろう」という変な期待をする気持ちもある。
 そんな気持ちが沸き起こってしまうほど、ここ最近のA代表はパッとしないのである。
 歴代最高の所属チームにいる面子を揃えているにも関わらず、確実に脆さや危うさは増してブラジルW杯以降、悲壮感が漂っているようにも見える。
 2戦目のタイはとても謙虚だった。
「日本のほうがサウジより技術的にも上で、良いチームだと思う。この後の予選のすべての試合に勝つ可能性は十分にあると思っている」
 などと、敗戦後もタイの監督は日本を喜ばせるようなことを言ってくれたのだが、果たして日本は負けたUAEに対してそのようなコメントをしたのだろうか?
「(敗戦に)本当に心の底からガッカリしている。この結果で我々の実力が示された。今夜の日本代表は真の姿ではない。」
 と嘆きとボヤキしか言わなかったハリル・ホジッチ。
 選手たちも負けた後は、課題と修正と切り替えといういつものコメントをするだけで、もう完全に聞き飽きただけではなく、こうも同じようなことを繰り返し言うような状態に陥っている、つまりなかなか修正・向上できない状態は良くないともいえる。
 まだまだやれるはず、もっとできるはず、というような類いの言葉は、諦めない前向きな気持ちの表れとも取れるが、逆に駄目になっていくときの前兆、いやもう前兆ではなく駄目ゾーンに踏み込んでしまっているとも思えてしまう。
「俺はまだまだなんとかなる、もう少しは良くなるはずだ、自分のポテンシャルを発揮すれば」などと思い続けているうちに、人生の下り坂を現在進行形で転がり落ちている私が言うのだから間違いない。
 気がつけば本田も岡ちゃんもアモーレも30歳である。
 ずっと日本代表にいるように見える案外派手な女好きの長谷部も32歳。
 代表の中心組がベテランの域にきているのを改めて感じさせられた今回の最終予選序盤。

 中村俊輔の座を奪おうとギラギラしていた若かりし頃の本田だったり、ドイツで無双していた香川やインテルに入ったばかりの長友の頃の代表の未来は明るいと思った。
 世代交代が急速に進んでいくときの、あのみずみずしさや輝きを未だにずっと引きずっているから、いまの代表が良く見えないのかも知れない。
 発展の後に成熟があると思っていた日本のサッカーだが、成熟の時期がはっきりと見えないまま、衰退の道を歩み始めてしまったのかも知れない。
 所属チームが豪華になるにつれて泥臭く闘争心を剥き出しにするような選手がいなくなったというのは、昔に比べて選手たちの技術が上がってきたからだと思っていた。
 技術があれば、泥臭いことをしなくても巧くやれるだろうと思っていたが、ひょっとすると泥臭ささというのは、いまの日本に足りない大事なモノかも知れない、と感じた。
 でないと、UAE戦の清武やタイ戦の本田のように、確実な決定機を同じように外す理由が見つからないのである。
 

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