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2016.08.08

U-23日本代表 リオ五輪
VSコロンビア

ヤシキ ケンジ

U-23日本代表 リオ五輪<br />VSコロンビア

リオ五輪。VSコロンビア。
2-2でドロー。
OAが足を引っ張っている……。


 無気力な年下を見ていると腹が立つのは当然だが、やる気が空回りして裏目に出てしまい足を引っ張る年上に対しては、その対処に困ってしまうものである。
 前回のロンドン五輪では、吉田や徳永といったOAが若手を引っ張り鼓舞しOAの面目躍如たる働きをしていたが、このリオ五輪のまさかの誤算は、OAが足を引っ張っているに尽きるであろう。
 このコロンビア戦も、その予兆は早いうちから見てとれた。
 ボールを追いかけ勢い余って看板を思い切り破壊する先輩藤春。
 ナイスセンタリングをフリーだったのに外すOA藤春。
 極めつけは、キーパーがナイスセーブをしたこぼれ球を自らのゴールに冷静に流し込み、0-2と点差を広げてしまうコロンビア代表の藤春。

 もはや、藤春ひとりで試合をかき乱していたといっても過言ではなかった。
 しかし、そんな不甲斐ない先輩を見て、こりゃイカンと後輩たちのスイッチが入ったのか、浅野、中島と立て続けに2点を返してなんとかドローで試合を終えることができた。
 試合後のネットを見ていると、
「藤春は帰って来なくていい。アマゾンの土となれ」
「メンタル立て直して、次はベンチから応援してください」
「銭形『ばっかもーん!そいつはコロンビアの選手だ!』」
 などと、集中砲火を浴びる始末。
 しかしGKの中村(21)は藤春のオウンゴールを振り返り、
「全て自分の責任。弾く方向を間違えた自分の責任。藤春さん(28)のアレは結果論」
 と、ど ちらがOAか分からないような大人の後輩キーパーである。
 本来ならば精神的支柱になり、若手を引っ張るはずのOAが、不甲斐ないばかりに若手の奮起を促すという、なんだかんだでOAの効果はあるのかないのか良く分からなくなっているこの2戦。
 しかし、OAの失態の流れを見ると、
 ナイジェリア戦→塩谷(P・K献上)
 コロンビア戦→藤春(OG献上)
 という流れからすると、残すOAである興梠がなにかをしでかしてしまうのだろうか……。
 願わくばOAの汚名返上の立役者として得点を決めて欲しいものである。
 しかし、なにが起こるか分からないのがこの五輪。
 あのブラジルが、2試合連続のスコアレスドロー。いまだ無得点という不思議。
 2試合6得点 の日本の攻撃陣を見習いたまえ。

 ともかく、敗戦濃厚と思われたコロンビア戦でなんとか勝ち点を拾い、第3節までわずかな希望の糸をつなげることには成功した手倉森JAPAN。きわきわの焦れったい試合が続くが、果たして次ももつれた試合になるのであろうか。
 ナイジェリアがコロンビアに勝ち、日本がスウェーデンに勝たないとグループリーグの突破はない。
 手倉森JAPANには強さはないかも知れないが、不思議な独特の粘り強さがある。
 この粘り強さを武器に、スウェーデン戦を勝利し、まだ大会を終わらせないで欲しいと願うばかりである。
 

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