毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2015.11.27

第2回 ノンフィクション作家/探検家・角幡唯介

(前編)
人はそれほど挫折を経験するものなのか?

角幡 唯介

(前編)<br />人はそれほど挫折を経験するものなのか?

文字通り命を賭して世界各地を探検し、その経験を重厚なノンフィクションとして発表している角幡唯介さん。初めての読書エッセイとなる『探検家の日々本本』がこのほど見事「毎日出版文化賞書評賞」を受賞しました。お祝いの気持ちを携えて角幡さんを訪ねたところ、その表情からは意外にも憂いのようなものが窺えて……。聞けば、この冬に予定していた大掛かりな探検を中断して帰国されたばかりとのこと。インタビューはその北極圏極夜単独行の話から始まることに。(構成:日野淳 撮影:山田薫)


今が一番挫折しているのかもしれない

——毎日新聞出版文化賞の受賞、おめでとうございます。そんな角幡さんにあえておうかがいするのですが、角幡さんにとっての挫折とはどんなものでしょうか。探検という行為は挑戦と挫折の連続なのではないかと想像します。

角幡 もしかしたら、今が一番挫折しているのかもしれません。

——えっ……今なんですね。

角幡 本当なら今は日本にいないつもりで、今年の3月からグリーンランドに行っていたんです。今回の探検は北極圏で太陽の登らない“極夜”の中を、まるまる一冬の間、単独で旅をするというものでした。現地に入って以来いろんな準備を重ねていたんです。冬を越すための荷物を犬と一緒に橇で引いて、村から遠いところにあるデポに運んだりしました。日本から来てくれた若いカヤッカーと一緒にカヤックを漕いで荷物を運ぶということも、夏の間に2回やっていて。村では橇を作って毛皮服も作りました。それらを大体やり終えたところで「日本に帰れ」と、強制出国になったという。

ログイン

ここから先は会員限定のコンテンツ・サービスとなっております。

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

★がついた記事は無料会員限定

関連記事

「本当は今頃、北極にいるはずだったのに…」。涙あり、笑いありの毎日出版文化賞贈呈式<幻冬舎ニュース>


佐々木克雄 極限状態で読んだ本は何を思わせる?<食わず嫌い女子のための読書案内>


角幡唯介/鈴木涼美 第1回 自然でも子宮でも一緒じゃないの?<『探検家の日々本本』刊行記念対談 危険でも行かなくてはならない場所、書かなくてはならないこと> 


関連書籍

角幡唯介『探検家の日々本本』
→試し読み・電子書籍はこちら
→書籍の購入はこちら(Amazon)

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

おすすめの商品
  • ピクシブ文芸、はじまりました!
  • 文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
  • 無理しないけど、諦めない、自分の磨き方
  • 時短、シンプル、ナチュラルでハッピーになれる!
  • ビジネスパーソンのためのマーケティング・バイブル。
  • 有名料理ブロガー4名が同じテーマでお弁当を競作!
  • ドラマこそ、今を映すジャーナリズム!
  • 砂の塔 ~知りすぎた隣人[上]
  • 小林賢太郎作品一挙電子化!
  • あなたがたった一人のヒーローになるためには?
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!