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2012.10.20

2012年10月16日

欧州遠征 第二戦 日本 vs ブラジル

ヤシキ ケンジ

欧州遠征 第二戦 日本 vs ブラジル

 サッカー日本代表 サムライブルー マッチインフォメーション

SAMURAI BLUE vs ブラジル
2012.10.16 スタディオン・ヴロツワフ
 
 
 ニュースを見て知ったのだが、ザックJAPANになってから、いわゆる強豪国と試合をするのは初陣のアルゼンチン以来、今回の欧州遠征で2回目(フランス)3回目(ブラジル)だということだ。
 アジア王者になったり、ビッグクラブに所属する選手が1人2人現れたといっては盛り上がり、フランスにも勝って、完全にチョーシに乗っていた我々日本人は世界にも通用するなどと騒いだりもしていたが、アジアの中の蛙だったのだと思い知らされたブラジル戦だった。
 
 2006年ドイツW杯の時、日本代表はブラジルに1-4で敗れた。
 スコアだけで見ると、2006年の方が良いのに、何故か今回のブラジル戦の方が負けたあとなのに爽やかだという事実。そりゃまあ、親善試合だからというのもあるけれど、この爽やかな敗北感とは一体何なんだ?
 試合後のいろんな記事を見ると、「大敗したけど、通用する部分もあった」という内容をよく見かけたが、正直言ってあんまりそうは思えなかったのである。点が入るかもと身を乗り出しそうになった局面は数少なかった。
 通用したというのは、ゴール前まで迫るパス回しのみ。そこで満足してもらっては困るのである。点が入らないから。PA内でこそ、ワンツーなどで崩してシュートまで持ちこめてようやく「惜しかった」になるんじゃないのか?
 偉そうなことばかり言いやがって、じゃあ自分がやってみろと言われたら、私はまずウォーミングアップの時点で足が攣ってしまうことは間違いないということを前提でブツブツ言わせて頂いているのをご理解いただきたい。
 
 しかし、「負けたけど楽しい試合だった」というのは私も感じたところである。
 あれだけボコボコにやられた当の選手たちも、本田選手をはじめ「楽しかった」とコメントしていた。上には上がいるということを知れたことで闘争心が湧き起こってくる種類の楽しさもあるのだろう。
 観ているこっち側も楽しかった。それは日本が受け身にならず最後まで攻めの姿勢を見せた事と、ブラジルが「すべてのプレーにおいてお手本を示してくれた」からだと思う。
 日本のポスト役(本田)をしっかり潰していたDFダビド・ルイス(イケメン)。
 いままでのアジアレベルの相手なら、しっかりボールも収まっていたはずの本田選手だが、ダビド・ルイスの屈強で素早い寄せとフィジカルで対等以上に当たられ、潰されていたように思う。思い返してみれば、最終予選のオーストラリア戦で、本田選手とケーヒルが度々衝突し、本田選手はオーバーなジェスチャーでファールをアピールしたりもしていたが、今回の彼にはオーストラリア戦で見せたような変顔、もといオーバーなジェスチャーでファールをアピールする余裕もなく、前も向けずに苦しそうだった。
 これからの対戦国も、ボールの収めどころである本田を潰しにくるだろう。
 そのとき、本田選手の変顔アピールが出るか出ないかで、相手のDFの力量も推し量れるかも知れないし、全然そんなことは基準にはならないかも知れない。
 攻撃面でもブラジルは余計な横パスなど皆無に等しく、縦へ縦へとゴールに向かってゆく有効なパスの入れ方、幾度となく日本ゴールを脅かしていた鬼のような高速カウンター、ゴール前ではドリブルで仕掛ける、シュートする等々、すべてがいまの日本代表にお手本となるプレーばかりだった気がする。
 一点目が顕著に示すように、PA内からでなくとも外から崩す・打つということをいまの日本代表ではほとんど見られない(長谷部が打ったシュートくらいか)。
 
 
 今回の欧州遠征というのは、1勝1敗という結果で、ダメなところも浮き彫りになった形で、日本サッカーとしては、きっと大成功だったのであろう。
 悲観論や向上論など、さまざまな意見が飛び交っているがどれも正解のように思う。とにかく、いまの日本じゃ世界のトップレベルには、ほぼ通用しないことが分かった。カウンター一発でなんとか勝てる時があるかもというレベル。
 世界との距離はまだ果てしなく遠いことが分かった。
 残りのアジア最終予選は、余裕で勝ってもらわなくては困る。
 本戦出場権獲得は当たり前で、来年のコンフェデレーションズカップまでどれだけレベルアップしてくれるかが、一番の焦点であることも観ている側にも分かったことである。
 
 
 思えば、日本サッカーというのは、ブラジルによって成長してきた国である。
 ジーコやセルジオ、ラモスにブラジル留学から戻った三浦カズたち先人が日本にサッカーを浸透させたことくらいはド素人の私でも知っているのである。
 そんなカズを憧れの眼差しで見ていた子供が、いまの日本の10番を背負う香川選手なのだから、ブラジルの背中が遠くてアタリマエー(アルシンド風に)なはず。出典が古くて申し訳ない。
 インテルだマンチェスターだと浮かれていた日本人に、冷や水をぶっかけて目を覚ましてくれたブラジルは、本当に日本のサッカーを叱咤激励してくれる偉大な国なのだと再確認できた。
 
 缶ビール1本、瓶ビール1本にMIXナッツとウインナー炒め、ブルーチーズと韓国海苔でフランス戦とは一転して、しんみりとした酔いを抱えて欧州遠征は幕を閉じたのである。
 
ダビド・ルイスのお茶目な動画 David luiz strikes again - YouTube - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Iz9CD6xjIz0
 
 

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