平成とは何だったのか

慶應義塾大学教授・片山杜秀さんの『平成精神史―天皇、災害、ナショナリズム』の刊行を記念し(11月30日発売)、トークイベントを開催します。
お相手はベストセラー『永続敗戦論』で注目され、今年4月に刊行された『国体論―菊と星条旗』も大きな反響を呼んだ京都精華大学専任講師・白井聡さん。

来年4月30日をもって終わる平成。片山杜秀さんは『平成精神史』で、この30年は、浅薄なナショナリズムが大手を振るい、ニヒリズムと刹那主義という精神的退廃が蔓延した時代だったと述べています。
他方、白井さんは『国体論』で、アメリカが天皇になり替わってしまった「国体の欠陥」こそが、平成の衰退をもたらしたと断じています。

天皇、アメリカ、ナショナリズム、そして平成の通奏低音となってしまった災害。
これらをキーワードとし、ときに射程を明治維新からの150年にまで広げ、「天皇陛下が自らのご意志で平成を終わらせた、その真意は何だったのか」「日本人はこの退廃と衰退を乗り越えられるのか」「安倍長期政権下での改憲をどう考えればいのか」などの問題について、現代日本を代表する思想家であるお二人に、徹底的に論じていただきます。

セミナー概要

<日時>
12月22日(土)14時00分~16時00分(13時30分開場)

<開催場所>
幻冬舎1号館イベントスペース
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7
(東京メトロ副都心線「北参道」から徒歩1分
 またはJR・都営地下鉄線「代々木」から徒歩7分)
※会場には駐車場・ 駐輪場がありません。公共交通機関をご利用ください。

<参加費>
3000円 (税抜)

講師プロフィール

片山杜秀(かたやまもりひで)
1963年、宮城県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。思想史家、音楽評論家。慶應義塾大学法学部教授。専攻は近代政治思想史、政治文化論。『音盤考現学』『音盤博物誌』(ともにアルテスパブリッシング、吉田秀和賞とサントリー学芸賞受賞)、『未完のファシズム』(新潮選書、司馬遼太郎賞受賞)、『「五箇条の誓文」で解く日本史』(NHK出版新書)、『平成史』(佐藤優氏との共著、小学館)など著書多数

(撮影:梅谷秀司)

白井聡(しらいさとし)
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専門は社会思想、政治学。京都精華大学人文学部専任講師。おもな著作に『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版・石橋湛山賞、角川財団学芸賞受賞)、『国体論―菊と星条旗』(集英社新書)など。

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