ランマラワラッヘイ ランマラワラッヘイ 
 ビーヤー ヘーイオッ ランマラッヘイオッ

 ずっと耳に馴染んでいるあのキリンチャレンジカップやCMで流れる日本代表の応援テーマソング。
 10年以上代表戦をテレビ観戦していて、本当にいまさらなのだが、なにを言ってるのかまったく分からないのである。
 何度も聴き直しながらサビ部分だけの文字起こしをしてみたが、合ってるのかどうかも分からないし何語かも分からない。
 調べてみると、ニック・ウッドというアーティストが作った『パッション』という曲で、歌っている言葉は何語でもなく架空の言語を即興で歌ってるとのことである。

 一体、どういうことなんだよ・・・・・・。

 そもそも架空の言語ってどういうことなのだ。
 パッションって付ければなんでも許されるわけじゃないぞ。
 そんななにを歌ってるかも分からない歌が代表の応援歌で、しかも長い期間その座に居座り続けるというのは一体どういうことなんだろうか。
 サッカー好きであれ、そうでない人も「ランマラワラッヘイ」は一度は耳にしたことがあるだろう。
 しかしあのリズムを知っているだけで誰ひとりとしてなにを言ってるのか分かっていないのである。
 好きな洋楽曲の和訳を見て「ああ、この歌ってこんなことを言ってるのか」と思わされることは往々にしてある。
 それは言葉の意味が分かって納得できたり、そうなのかと感心することができる。
 しかし、この「ランマラワラッヘイ」はなにを言ってるのかも分からないのである。
 サッカー少年が代表チームを応援してやがては自分がプロサッカー選手になり、代表選手になったとき、「そういえば、あの歌はなんて言ってるのだろう?」と困らないだろうか。
 サッカー選手を夢見る子供に「あれはなんて歌っているのか?」と尋ねられ、「いやあ、おじさんも分からないんだよ」と茶を濁すしかないのか。
 日本サッカー協会やKIRINは、この曲を作ったニック・ウッドや広告代理店から「この訳のわからない歌を使い続けよ!」と、なにか弱みでも握られ脅されでもしているのだろうか。
 応援歌なのになにを言ってるか分からない歌を長年使い続ける、不思議な国我が日本である。


 さて今年はロシアW杯も終わり、森保JAPANが発足してから負けなしで年内を終えた。
 W杯後、名前も顔も知らない若手が代表に選出されてくるので、名前と顔を憶えるので一苦労してしまうのは歳を取ったせいだろうか。
 気が付くと香川や乾といった、つい数ヶ月前までW杯で中心として活躍した選手が招集されていない。
 活きのいい若手が続々と出て来るのはいいことだが、功労者である選手たちが招集されないまま進んでいくのは、なんだかベテランの悲哀が漂ってしまい一抹の淋しさを感じる。
 本田なんて数ヶ月前のW杯で日本代表として得点まで決めていたというのに、いまではカンボジアの代表監督をやって初勝利を挙げていたりして、その行動力がおかしなことになっている。
 カンボジアで思い出したが、カンボジアに帰化した猫ひろしは、ラジオに出る時もおなじみの猫魂と書かれた赤いTシャツに青いスパッツにわざわざ着替えてから出ているのをラジオ局の廊下で目撃したことがある。
 ラジオなのにどうして着替えるのだろうか? という凡人の素朴な疑問など意に介さぬテンションで「ラッセラーラッセラー、昇竜拳。にゃ〜」と叫びながらブースの中に入って行った。
 話を戻して、アジアカップ前の今年最後の2戦を1勝1分で終えた日本代表。
ボールを収めることに長けている半端ない大迫の代わりになるCFが見つからないなどと騒いでいるが、そんなことはどうでもよろしい。
 大体、誰かの代わりなんていないものなのだ。
 メッシやクリロナの代わりになる選手など存在しないのと同じである。
 アルゼンチンやポルトガルの憂慮に比べると随分とマシだと思えばいい。
 どこの強豪国でも半端ない選手の代わりなどどこにも存在しないのだから、いなければいないでいいのだ。
年明け早々から開幕するアジアカップのメンバーに誰が選出されるのか。
それだけを楽しみに、心身共に寒々しい年末を迎える所存であります。
それでは皆様ごきげんよう。

 

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