整理収納アドバイザー、村上直子さんがお家の整理を通じてライフスタイルも変えていく…かもしれないこの連載。教師のAさん、会社員のKさんご夫婦と、こんど小学校に入学する長男のI君、まだ1歳のE君の4人家族のお宅を整理していきます。今回は和室と、トイレの収納を見直します。

整理前:和室にも広がるおもちゃ

和室全体

おもちゃ


 家全体に散乱したおもちゃは、前回のとおり、隣の洋室のほうに集中させます。おもちゃがどちらの部屋にもある状態だと、全体でどれくらいの量があるか把握しにくく、どんどん増えていく原因になるからです。

 こちらの和室は、寝室とゆっくり読書をするためのスペースとして、家全体の中での役割をしっかり分けていきましょう。部屋の役割がしっかりすると空間で気分を変えられるので、時間の使い方にメリハリをつけることにもつながります。

押入れ全体

押入れ上段

押入れ下段


 布団や本が詰め込まれた押入れ。クローゼットと同じように絶妙なバランスでパズルのようになっています。下や奥に何が入っているのかわかりづらく、取り出すのもひと苦労。

 こういった普段見えないスペースは、とりあえず目に付いたモノを詰め込み、何を入れたかもわからなくなってしまう……、というのがよくあるパターン。なくしたモノを探すのに押し入れ全体をひっくり返さなくてはいけなくなったり、あとから整理するのはストレスです。

 見えない場所だからこそ、取り出しやすく、戻しやすい収納にしていきましょう。

整理後:部屋の役割をハッキリさせつつ、動線に合わせてモノを配置

和室全体

和室左手の棚


 寝室と読書をするための部屋とするため、子どもの知育本や読み聞かせの本を中心に配置。ゆっくりと寝転がれる中央のスペースは確保しつつ、昼間は教師のAさんが練習できるように、電子ピアノもこちらに移動しました。

 読み聞かせの本や、寝かしつけのためのお気に入りのぬいぐるみは、布団を敷いたときにすぐ手の届く位置に。

 寝かしつけのときに簡単なメールチェックなどができるよう、Aさんのノートパソコンはこちらに置いています。またお風呂のあと、Aさんが髪をかわかしながら子どもとゆっくりできるように、ドライヤーも本棚の横に。

 ノートパソコンは机、ドライヤーは洗面所、といった固定観念にとらわれず生活の動線に合った場所にモノを置いていきます。これによって取り出して片づけるのが楽になり、時間の短縮にもなります。

 ドライヤーは袋に入れておくだけの簡単収納で、片づける負担がなるべくないように。

 

電子ピアノ

 

 和室に移動したAさんの電子ピアノ。教本は積み上げたり横に並べたりするよりも、ファイルケースに入れて立てることでコンパクトに収納できます。

 

押入れ

押入れ上段

押入れ下段

 

 押入れの上段は、布団とアイロン台のみを入れる形に。その上のスペースには思い出のアルバムや卒業写真など、頻繁には見ない冊子を置きました。

 下段は引き出し式のラックを入れて奥行きをしっかりと活かせるように。下のお子さまのための、いまはまだ使っていないお下がり品を入れています。ラックの中もさらに小さいケースなどで間仕切りをするとモノが取り出しやすくなります。

 

トイレの収納:あえて見せる

整理前:トイレ


 トイレはこのままでも整理されていますが、カーテンで目隠しをしてしまうとトイレットペーパーや掃除用具などのストックがわかりづらくなり、多めに買ってしまったり、逆に切らしてしまったりということにもつながります。

 取り出すたびにカーテンを開け閉めする手間もかかるので、いっそ見せる収納にしてしまいましょう。

整理後:トイレ


 掃除用具などはカゴに入れることで、取り出しやすくしつつも、空間の統一感を損なわないようにしています。こうすると中のモノの分量がわかりやすく、取り出すストレスもかかりません。

 毎日使う場所だからこそ、ストレスなく快適に過ごせる空間にすることが大切です。

 

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次回は「4人家族の2DK」編のまとめです!

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