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ルポ中年童貞

2015.06.08 公開 ツイート

第10回

【公開終了】「僕も紙一重で“中年童貞”だった」。
筑駒出身AV男優、森林原人(前編) 中村淳彦

今年1月に発売された新書『ルポ中年童貞』。連載時よりさらに多くの賛否が沸き起こった。「性は個人の自由なのになぜ、問題にするのか」「個人的な嫌悪がむき出しになっている」「現代の日本社会の闇が凝縮されている」――。意見、感想には真摯に耳を傾けながらも、やはり「なぜ、中年童貞が日本で増えてしまったのか」を引き続き考えていきたい。

 

本能がなければ、性欲はない

「現場の待ち時間に『ルポ中年童貞』を読みました。処女信仰とか20年前の恋愛を引きずっているとか、弱者イジメするとか、ヤバイことになっていますね。僕もアダルトビデオという仕事がなければ、中年童貞か性犯罪者だった。本当に紙一重だった……」

 超人気AV男優・森林原人氏(36)から、突然電話がかかってきた。感慨深い口調でそう言う。森林氏は依頼が殺到する人気男優で16年間アダルトビデオの第一線で活躍している。女性の経験人数は8000人、発射回数は10000発超。まさに女性とSEX漬けといった人生を送っている。

 そんな彼が“紙一重で中年童貞だった”とは、どういうことか。

*  *  *

電子書籍化に伴い、本記事は公開終了とさせていただきました。

本記事の内容は2016年6月24日発売の電子書籍『ルポ 中年童貞 僕も紙一重で“中年童貞”だった。筑駒出身AV男優、森林原人』に収録されております。

→書籍の予約・購入はこちら(Amazon)

 

関連書籍

中村淳彦『職業としてのAV女優』

業界の低迷で、100万円も珍しくなかった最盛期の日当は、現在は3万円以下というケースもあるAV女優の仕事。それでも自ら志願する女性は増える一方だ。かつては、「早く足を洗いたい」女性が大半だったが、現在は「長く続けたい」とみな願っている。収入よりも、誰かに必要とされ、褒められることが生きがいになっているからだ。カラダを売る仕事は、なぜ普通の女性が選択する普通の仕事になったのか? 長年、女優へのインタビューを続ける著者が収入、労働環境、意識の変化をレポート。求人誌に載らない職業案内。

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ルポ中年童貞

恋人のいない男性が増えている。それに伴い、性行為の経験のない、いわゆる「童貞」も急増中だ。「結婚と出産に関する全国調査」(国立社会保障・人口問題研究所)によると、30~34歳未婚男性の26.1パーセントが童貞だという。この「中年童貞」とはいかなる存在なのか。

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中村淳彦

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

 

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