服を着るために誰かの許可はとらないで
9月7日(土)に、一年3セットの服で生きるスタイリスト、あきやあさみさんの『「一セットの服」で自分を好きになる』刊行記念講座シリーズ「“なりたい自分”を知って“心満たす服”を手に入れる」の第3回が開催されました。
今回のテーマは、「“なりたい自分”でどう生きる? 服で人生を動かそう!」。
第1回が「なりたい自分」の言語化、第2回が「なりたい自分」になるための練習、そして今回はいよいよ行動のお話です。
どこに行きたいのか? 何をやりたいのか? そのために、どんな服を着たいのか? そんなことを問われつづける内容でした。
まずは、あきやさんが会場にご持参くださった現在のすべての私服のご紹介から。「すべて」とはいっても、驚きの11着です。
そして、服を選ぶときに身に着けてほしい、3つの力のお話へと入ります。
まずは、「勝手にやる力」。
誰かの許可を得て、あるいは誰かの顔色をうかがいながら服を着るのではなく、“自分”を主語に服を考えることの提案です。
この力によって、「自由」になり、「センス」がよくなり、「気が合う人」が集まってくるとあきやさん。
服が制限されるということは行動が制限されるということ、という言葉が印象的でした。
続いて「自作自演力」、そして、「自画自賛力」です。
これらの力の説明とともに、「コンセプト会のワーク」 や「二択のワーク」、さらには有名デザイナーの私服のエピソードが盛り込まれていきます。
たっぷりの90分のあきやさんのお話のあとは、参加者のみなさんからの質問タイムです。
「人と服がかぶることへの抵抗感」や「人を褒めること、自分を褒めることの難しさ」など、いろいろな角度からの質問がありました。
参加者のみなさんからの感想をご紹介します。
毎回、多くの気づきと学びにあふれた、素晴らしい講座です。今回も、あきやさまの制服化スタイリストとしての日頃のご活躍、そして著書や発信物をベースに、それを受講者が「自分ごと」としてとらえ、考えたり行動に移せることができるよう、わかりやすく解説していただけました。文字からの情報に加え、あきやさまご自身の言葉で、さまざまなヒントやコツを教えていただけるのは、とてもうれしくありがたい機会です。
あきや先生が百貨店勤務時代に出会われたお客様のエピソードは特に心に残り、数々のお話の中でもひときわ印象的でした。また、あきや先生がおっしゃった「勝手・自作自演・自画自賛を手に入れよう」というメッセージは、私たちへの叱咤激励と感じ、今までの自分の発信内容を振り返り、一度シャキッとしなければと身が引き締まる思いでした。
お話を聞いていくうちに籠もって考えてみたいことがどんどん増えて終盤は頭がパンパンになっていましたが(笑)、楽しみな宿題をたくさんもらえて嬉しいです。
特にワークシートの相手にどうなってほしい? という設問で思考が深まりました。
初参加で、その場にいた皆さんがそれぞれ愛をつめこんだ服や小物をもっているのがとても感動的でした。
あきやさんのXやnoteでも、感想や講座の様子が紹介されています。
アーカイブは、10月7日(月)23時59分まで視聴可能です。
ただし、ひとつお詫びがございます。途中、映像・音声が乱れている箇所があります。申し訳ございません。この部分の内容については「特典映像」として別収録しています。
ご理解のうえ、ご活用いただければ幸いです。
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