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幻冬舎大学 大人のためのカルチャー講座

2023.11.26 公開 ツイート

【レポート】清田隆之×勅使川原真衣「能力主義に翻弄されてきた人生」をおしゃべりでときほぐす 幻冬舎編集部

TO DOリストよりも大事なこととは?

10周年を迎えた幻冬舎plusの記念講座が、「人間の能力とその価値」をテーマに3日連続で開催されました。

11月17日(金)の初日は、ライターの清田隆之さんと組織開発の専門家である勅使川原真衣さんによる「能力主義の生きづらさ ~仕事中心社会のモヤモヤをおしゃべりでほぐす~」講座。

清田さんが、20年以上、「能力主義」に翻弄され、苦しめられてきたというご自身の例を正直に吐露し、
 

小学生の時以来、「能力への評価」に疑いを持っているという勅使川原さんが、「能力主義」の定義、そのメカニズムを明らかにしていくところから始まりました。

そして、清田さんが準備してくださった16マスの話題を中心に、「なぜ能力主義が生きづらさを生むのか」をより具体的にときほぐしていきます。
 


 


能力主義は、家制度や血統で決まる出来レースをなくすために生まれたはずなのに、管理する側に都合がいい制度であるために、一元的な評価軸での能力が再生産されていること。しかもそれがまるで“平等”であるかのように、正当化されてしまっているなど、やわらかい雰囲気のおしゃべりのなかで、その力学が次々と言語化されていきます。

「能力主義の生きづらさ」を抜本的に解決する答えはもちろんありません。それでも個人的な経験と実感をもとに、今できることを模索する90分超の時間は、参加者の方の心も少しときほぐすことができたようでした。こんな感想をいただいています。

有意義でした。知らず知らずのうちに能力主義の考え方は浸透しているなと思いました。

清田さんの失敗談とほっこりする話にときほぐされました。ありがとうございました。

お二人のつぶやきがとても良かった。共感できたし、違う物差しで世界を見てみようと思えた。モヤモヤをお二人が言語化してくれてありがたかった。

無意識のうちに縛られ、苦しめられていたものに気づけました。この能力主義社会のスキマを見出すのは非常に困難ですが、今回のようなお話を聞いて、考える機会や、気軽に対話する場があれば、完全に飲み込まれることなくやっていけそうな希望も感じられました。

お二人のことは前々から注目しており、今回の会を開いて頂けたのは有り難かったです。型にはまらない、ざっくばらんなお話を聞けて面白かったです。

TO DOリストをこなす達成感よりも、のちのち記憶として残るのは、もっとよくわからない時間のほう、という清田さんの言葉が印象的でした。

お見逃しの方には、期間限定でアーカイブ動画を販売しております(視聴期限:2024年1月15日23時59分)。ぜひご利用ください。

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幻冬舎の豪華執筆陣が送る、「人生100年時代」を生きる、大人のためのカルチャー講座を実施します。

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