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2023年上半期の星占い

2022.11.28 公開 ツイート

2023年上半期 みずがめ座の運勢 真木あかり

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総合運

長く続いていく「変容」のはじまり。

未来に目を向けていく場ではありますが、少し時計の針を巻き戻して語らせてください。2020年末頃から、みずがめ座の人は私的にも公的にも、大きな流れに有無を言わさず巻き込まれるような時間のなかにあったのだろうと思います。世の中のほうからみずがめ座に合わせてくるかのようだった2021年、さまざまな制約のなかで自分を鍛え上げた2022年。例年の何倍も濃く深い、本気で人生にコミットするような感覚があったのではないでしょうか。もちろん良いことばかりでもなかったはずです。大きな出来事が起きるときというのは、少なからぬレベルで「これまで通り」が通用しません。変化に合わせて柔軟にやっていく必要が出てきます。そして、それは常に新しいことであり、正解は誰も知りません。ときに時代の流れに押し流されるように、奔流の真っ只中でもがいたこともあっただろうと思います。頑張っていらっしゃいましたね。

 

2023年3月上旬、こうした奔流は潮が引くようにおさまっていきます。そして3月下旬、また新たな動きが始まります。「変容の星」と呼ばれる冥王星がみずがめ座に巡り、「自分を大きく変える」ような選択を幾度か経験することになるでしょう。出会いと別れ、移転、転職等、どれもが想像以上にビビッドに、あなたの人生を塗り変えていきます。といってもこれは、今後20年間かけて行われること。今すぐどうこう、ということはないはずですから、どうぞ楽しみにしていらしてください。20年後なんて、ただでさえ変化が激しかった過去2年を思うと想像もつきませんね。けれどもその頃になったら、ときに強い衝動にかられるかのようにして決めたいくつかの転機が、自分にとっては正解だったのだと思えるはずです。なぜなら自分に不要なものは、いっさいがっさい消えてなくなっているからです。冥王星がみずがめ座に滞在するのは、今年は3ヵ月程度。本格的な移動は2024年11月になります。2043年をどうぞ、お楽しみに。

それにしても気の長い話から入ってしまった2023年上半期の運勢ですが、この後はすぐ目の前の運勢のお話になりますので、ご安心ください。

アグレッシブな冬から春、地に足をつける春から初夏

1月から5月半ばまでは、アクティブに行動すればするほど面白くなってくる時期です。「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星があなたの知性やコミュニケーションを管轄するエリアに入ります。おそらく、ここ最近なかったほどのパカーンと突き抜けた好奇心が、あなたの心のなかでむくむくと立ち上がってくるのでしょう。学びたいテーマが見つかる人もいるはずです。

 

その好奇心は突然生まれるもののようでいて、実は2022年、あなたが手に入れたものとつながっているかもしれません。「これがあったら、絶対に毎日が面白くなるはずだ」とワクワクしながら手に取ったものです。多忙さなどが理由でまだそれを手にしていない人も、胸のなかでありありと思い描いて、気持ちを高めていったのだろうと思います。そうした胸の高鳴りと呼応するようなテーマや情報を見つけ、自分のフィールドを力強く広げていくことになるでしょう。人と話すことでいい刺激が得られるときでもあります。会いたい人には会いに行く、話したい人には連絡を取ってみるなど、いろいろな人との接点を増やしていけると素敵です。

 

なかでも、3月末までは特別にアグレッシブに動けるときです。「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星が、愛や冒険、自分らしい生き方を後押しし続けるからです。冒険、チャレンジ、なんでもアリです。少々「刺激を好みすぎる」ような部分もあるにはあるのですが、あなたは未知の世界を恐れないようでいて、安全なラインを見極めるすべに長けた方です。きっと、危なげなくご自身の可能性を追求していかれるのだろうと思います。実は、この動きは2022年8月からスタートしていたのですが、10月末からは若干、不完全燃焼気味になっていました。これが1月中旬、通常運転(アグレッシブ)に戻るので、ぜひ期待していらしてください。

 

みずがめ座の人はここ2年ほど、なかでも2021年は特に、どこか自分を「制限」しがちな時期に入っていました。どれだけ頑張っても、成果を出したとしても、どこかで自信を持ち切れず、ネガティブな部分にばかり注目することも少なくなかっただろうと思います。それでも粘り強く頑張ることで自分を磨き上げ、他の時期には不可能なレベルで成長できる時期なのですが、自分を抑え込むのに慣れすぎると、自分らしい表現や意見を忘れてしまうことがあります。「いけないものだ」「だめなものだ」と強く押さえつけられた結果、無力感ばかりが募っていくのです。

 

ただ、この1月から3月は事情が違います。抑え込む力と拮抗するように、自分らしい人生を生きるという力がパワーアップした状態で、あなたのなかにあるからです。「私は、これが好きだ」「私は、こうしたい」といった気持ちが少しでもあるのなら、とりあえず飛び出してみるといいでしょう。面白そうだと思ったものに、ひとまず首を突っ込んでしまうのです。そうすることで、本来のあなたの魅力や能力がふたたび力を取り戻し、現状を面白くしていくことができます。恋も仕事も、前向きに発展しやすいでしょう。老婆心ながら申し上げますと、刺激とモラルのバランスを上手に取って……と思いはしますが、そのあたりはきっと適切に判断していかれますね。

 

旺盛な好奇心をキープしつつ、3月からはアグレッシブさが少しずつおさまっていきます。それと入れ替わるようにして、グラデーション状に安定志向が強まってくることも事実でしょう。短期間とはいえあれこれ新しい冒険をしてみて、「上には上がいる」と、嫌というほど気付かされる人は多そうです。ただ、それはもう、ここ2年ほど行ってきた自己否定とは一線を画するものです。今回、自分で少し低く見積もるのは、能力です。才能でもあれば、後天的に身につけられる力でもあるでしょう。また、努力して手に入れることができる「お金」として認識されることもあるようです。ここでは努力して獲得していけるもの全般、と覚えておいてください。

この「努力して獲得していけるもの全般」は、この春から2026年2月まで、みずがめ座の人が追い求めていくテーマにもなります。土星という「制限と試練の星」が効いて起こることなのですが、「試練」という言葉から連想されるような強制のイメージはあまりないと思います。あなたの努力家の部分とうまい具合にしっかり噛み合って、日々コツコツとストイックに取り組んでいかれるのでしょう。非常に有意義な時間になるはずです。

 

3月下旬以降は「自分を適切に管理して、目的を達成する」という力も追い風となります。この流れは5月中旬まで続くのですが、「何事もきちんとしないと気がすまない」というこだわりとして、強く実感されるものとなるでしょう。あなたの頑張り屋さんのところが少し強めに出る時期でもあります。あまり心身にご負担をかけすぎないようにしてください。

対人関係は、自分軸と自立があってこそ

燃え立つような熱量でスタートした2023年、3月には徐々に落ち着きを取り戻します。さらに平熱に近づいていくのが、5月中旬です。この時期、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星はあなたの基盤、拠って立つ場所を管轄するエリアに移動し、家族や仲間、住まいといったテーマがクローズアップされることになります。木星はこの場所に2024年5月末まで滞在することが決まっており、その間は前述のテーマに関するさまざまなことが「拡大」していきます。特に、家族の誰かのライフスタイルが大きく変わったり、お引越しをしたりする人はとても多そうです。恋をしている人ならあちこちに出掛けるよりも、何気ない日常をともにしたいという考えから、同棲や結婚を考えることになるでしょう。

 

この5月下旬から6月上旬にかけて目立つ星回りが、対人関係についてのものです。仕事でもプライベートでも「パートナー」と呼べる間柄の人と「本気の関係づくり」をしていく人が多いでしょう。特にこれまで、相手と意見が食い違っても自分が折れることでなんとか解決を見ていたり、本気で衝突することを避け続けてきたりした場合、ここでそれが「なんとかならなくなる」可能性が出てきます。そこまで物騒なことにはならずとも、「なんか腹が立つ」「やんのかコラ」的な気持ちがくすぶって、発火寸前になる人も多いのでしょう。

 

ただ、ちょっと覚えておいていただきたいのは、ここで「問題」として見えていることは、あなたがより良いパートナーシップを築いていくために必要なことで、変えていくべき課題でもあるのですね。説教臭くなってしまって恐縮ですが、これから出会う人といい人間関係を作っていくためにも、この時期が鍛えるチャンスなのだと思います。

この時期、もし人間関係で「むむ!」と思うことがあったなら、まずは「自分軸を持つ」ということを大事にしてみてください。「あなたはどう?」と問いかけて反応を見てから決めるのではなく、まずは「自分は、こう思う」という軸をはっきり決めてから問いかける。それが正しいか、間違っているかなどはこだわらなくて大丈夫。相手との関係のなかに、正解はあるからです。とにかく「自分の考えを持つ」、そこからがスタートです。

 

相手によっては「自立」も大切な要素になってくるかもしれません。あなたが自立できていない、と申し上げるつもりはまったくありません。「いつもみたいに、相手がなんとかしてくれないかな」「○○って言ってくれないかな」などと思うことって、きっと誰にだってあることです。ここには書けないような、もっとズルい期待も。そうしたものに打ち勝って、「これは、自分でやってみよう」と思ってみることで、人間関係が根本的に良くなることがありそうです。甘える側から、甘えさせてあげる側に回る人も、多いのかもしれません。

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