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2023年上半期の星占い

2022.11.28 公開 ツイート

2023年上半期 いて座の運勢 真木あかり

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総合運

思い切り、「自分」を生きる。

2023年の5月中旬頃まで、いて座の人々はおそらく、すごくワクワクすることの多い日々を過ごされるだろうと思います。「ドキドキではいけないのか」「ウハウハとは違うのか」と詰められると私のペンも心もたやすく折れてしまいそうなのですが、自分の人生を能動的に創り出していける、そんな楽しみにあふれている星回りです。今日はどんな1日にしよう。明日は何をしよう。そうしたことを、いつも以上に自分らしく決めていけるでしょう。仕事においては「やるべきこと」よりも「やりたいこと」を中心にやっていけますし、愛にも強い追い風が吹きます。「自分」というものを、あらゆる場面で思い切り楽しんでいける、自分を生きる時期と言えるでしょう。

 

特に3月いっぱいまでは、人間関係において「作戦を立てる」ような楽しみがあるでしょう。いて座はもともと、人を喜ばせるのが大好きです。「これ、あの人が喜ぶかも!」とちょっとしたギフトを買ったり、一緒にいる時間を思いっきり面白く演出しようとしたりと、「マイペースな自由人」と呼ばれがちな割にはけっこう、他人を見ています。2023年の春までは、さらに相手の力を借りて、自分のやりたいことを実現しようとするでしょう。ただ、それは決して独善的なものではなく、相手も自分も嬉しい未来にできる! と信じて行動を起こす、いて座らしい楽観に満ちています。自分ひとりでできることは限られていますが、誰かとならもっと楽しくしていける。そんな強く明るい見通しが、随所にあふれる春から初夏になるでしょう。

 

といっても、ここまでのお話は「あなたが望むなら」ということ。「こうしていくぞ」「モリモリやっちゃうぞ」と創意工夫をこらしている場合に得られる喜びです(もうちょっとローテンションでも問題ありません)。仮に「誰かに幸せにして欲しい」「正解を教えてくれたら、それをやる」といったスタンスでいると、今ひとつ広がりに欠けた日々になりやすいでしょう。

 

そう、5月中旬までのこうした運気をもたらすのは「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星です。木星は、行動を起こすことでその影響が「拡大」し、いつも以上の「幸運」に結びつく……というのが本質。まずは自発的に行動を起こすことが出発点であり、何をするかは自分で考えて、自分で決めることが大事なのですね。人は自分が決めたことなら、頑張ることができます。嬉しいことばかりでなかったとしても、「ここで折れてなるものか」と踏ん張ることができます。自分の心が本当に望むことなんて自分にしかわかりませんから、やっぱり自分で頑張るしかないのですね。

 

もしもこの時期、生き惑うようなことがあったなら、そのときの自分が「自分で決めて、動いているか」ということを確認してみるといいだろうと思います。人生は残念ながら、自分で決められることばかりではありません、もし決めてどうにかなるものであれば、私は今、大富豪となりブランデーを片手に摩天楼から夜景を見下ろしているだろうと思います(ステレオタイプな富豪)。というのは冗談ですが、日々は制約に満ち、まわりの人は常に勝手であり、義務やルールがあらゆるところで行く手を阻みます。それでも、「自分は、こうする」と目の前の選択を丁寧にやっていく。それでこそ、この時期の運気は「動く」ことになっています。思うに任せないときほど、まずは目の前のことを「これが好きだ」「これがしたい」で決めていく。つまらないことでも、小さなことでもです。それが、幸運を招くトリガーになるでしょう。いきなり大きなことを決められなくても、大丈夫です。

 

積み重ねた学びとコミュニケーションが、次のフェーズへ。

2020年末あたりから、何かを「学ぶ」こと、あるいは「コミュニケーション力をつけること」について、並々ならぬ努力を続けてきた人は多いだろうと思います。ある意味「知識がないことがバレたらまずいな!」という焦りゆえのことだったり、「ちゃんとコミュニケーションできないと、後がないな」と自分にプレッシャーをかけたりと、努力するというよりは「やるしかない」状態だったのかもしれませんが、コツコツと頑張ってこられたのではないでしょうか。

 

こうした努力をあなたに強いていた星は「制限と試練の星」と呼ばれる土星です。ときに娯楽や休息を犠牲にして机に向かうようなこともあったでしょうか。意を決して、誰かと話をすることもあったでしょう。土星が管轄するテーマは重荷や制限が伴うのですが、乗り越えることで自信や生きる力をもたらしてくれます。この2年強で積み重ねた知識がこれから活かされていくことを、どうぞ楽しみにしていてください。

 

土星は3月7日、この「学びとコミュニケーション」を管轄するエリアを抜けます。フッと気楽になって、ちょっと“デキるようになった自分”を誇りに思えるでしょうね。一方で同月23日、今度は「変容の星」と呼ばれる冥王星が、この「学びとコミュニケーション」のエリアに巡ってきます。学びやコミュニケーションはさらに本気度を増し、知性の使い方や人とのかかわり方を変えていくのかもしれません。注意したいのは、獲得した知性やコミュニケーション力を「人を操作する力」として使いすぎないことです。役立てるのではなく「力」にしてしまうと、人間関係は歪みやすくなるでしょう。せっかく身に付けた能力です、良い方向に使っていきたいですね。といっても、この冥王星の影響は今後、20年あまり続いていきます。普段の生活ではあまり意識することはないと思うのですが、もし強く出そうになったときは、「力として使おうとしていないか?」ということを、思い出していただくといいのかもしれません。

自分の「ベース」をコツコツ固める。

「制限と試練の星」と呼ばれる土星は3月7日以降、自分の「ベース」に関することに努力を向けるよう、促してくるでしょう。たとえば仕事では、人間関係や基礎的技術・最低限必要な知識など、業務以前の段階にスポットライトが当たります。信頼関係が築けていない場合は「協力が得にくい」というやりづらさにつながりやすいでしょう。技術や知識の基礎ができていない場合、若手やAIの台頭に戦々恐々としたり、応用がきかない焦りにつながったりするでしょう。学びの時期は終わりましたが、今度は自分のベースを固めるほうに努力の種類が変わるのですね。

 

こうした時期は2026年2月まで継続し、確かなベースづくりを促してくれます。どんなに努力をしても、土台がグラグラしていては安定しません。土星はなかなかにストレスを与える星ではありますが、あなたの本心から漏れ出る「確かさを求める声」に応えるように、こうした時期をもたらしてくれるのかもしれません。

 

さて、プライベートにおける「ベース」といえば、家族や住まいが筆頭に挙げられるでしょうか。3月以降、家族に関する課題が持ち上がる人は多くなりそうです。親や兄弟の面倒を見るなど、守られる立場から守る側に変わる人は多そう。パートナーとの関係づくり(あるいは修復)に力を入れる必要が出てくる人もいるでしょう。人によってはかなりヘヴィーな人間ドラマを経験することになるかもしれませんが、「逃げたり、先延ばしにしたりするのは悪手」であることは覚えておいていただけたらと思います。土星がもたらす試練というのは、「乗り越えることができる試練」ではありますが、逃れることはできないとされています。仮にうまいこと逃げたとしても、また別のかたちで向き合わされることになるでしょう。それも、当初よりもこじれたかたちで。問題が起こったときに、丁寧に対応していく。それが、最良の手段なんですね。

 

もしも上記の「ベース」に関して、すでに問題が見えてきている場合は、3月7日までにできる対処をしておくのもいいかもしれません。何も土星が本気を出してきてから取り掛からなくても大丈夫です。心と時間に余裕があれば、やってみてくださいね。

5月中旬以降、やりがいのある多忙期に。

5月中旬、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星は居場所を移し、仕事運に「幸運と拡大」の力をもたらし始めます。ここで対象となる「仕事」は、社会的成功や昇進といった「社会に認められる仕事」ではなく、日々を維持していくための「労働」「作業」と呼ばれる分野の仕事です。さあつまらなくなって参りました! というのは冗談ですが(占いで冗談を書いてすみません)、ちょっぴり気が重くなった人もいらっしゃるでしょうか。おそらくですが、かなり忙しくなるかと思いますが、ちょっと不思議な高揚感があるだろうと思います。スケジュール帳がびっしりと埋め尽くされて「わー忙しいな、でも楽しみな予定いっぱいだな」と思う、あの高揚感です。人から感謝されることも増え、それがまたあなたの心をあたたかく満たしていくでしょう。こうした日々は、2024年5月末まで続いていきます。

 

この時期の仕事は、向上心や野心よりもまず「自分に課せられた任務を、きちんと果たしていくこと」が最優先とされます。創造性をバンバン出していけた5月中旬までと比較するとちょっぴり調子が狂う、つまらなく感じるといったこともあるかもしれません。が、長い目で見ると、これもまた必要な時期なのです。この先「やりたいこと」を思い切りやるための、コツコツと継続する力がここで養われるからです。さらにいえば、ここでの努力というものは、必ず見てくれている人がいます。ひとつひとつのことを丁寧に、きちんとやっていく。そうすることで信頼を得て、もっと大きく自分を活かしていけるチャンスにつながっていくのでしょう。そうした可能性にも、期待してみてはいかがでしょうか。

 

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