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51歳緊急入院の乱

2022.08.23 公開 ツイート

第16回

「元気です」しか言えなかったけれど、本当は怖かった 花房観音

大部屋でストレスは大きくなったが、夫に持ってきてもらったiPadのおかげで、好きに本が読めるようになった。欲しい本があったら、すぐさま購入できる。
病院には売店もあったが、ひとりでは行くことはできないので、雑誌をすぐに購入できて読めるのもありがたい。

さて何を読もうかと並んでいる画面に並ぶ本の表紙の画像を見て、目に留まったのは、滋賀県在住の翻訳家で、エッセイの本も何冊か刊行されている村井理子さんの『更年期障害だと思ってたら重病だった話』(中央公論新社)だ。

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花房観音『ヘイケイ日記』

40代。溢れ出る汗、乱れる呼吸、得体のしれない苛立ち……。心身の異変を飼い慣らしながら、それでも女を生きていく。いくつになろうが女たるもの、問題色々煩悩色々。綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか、死ぬまでにあと何回「する」のか、グレイヘアを受け入れられるか。更年期真っ盛りの著者が怒りと笑いに満ちた日々を綴る「女の本音」エッセイ。

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51歳緊急入院の乱

更年期真っ只中。体調不良も更年期のせいだと思っていたら……まさかの緊急入院。「まだ死ねない」と確信した入院日記。

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花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

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