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  4. 第170回 小谷世代

2022年、始まりました。今年も昨年同様、大久保さんとの恒例のお正月旅行はなしでしたが、“伊藤家”新年会は2年ぶりに開催。伊藤家はコロナ禍になってからほぼ隔週ZOOMで喋っていたので、なんならそれまでよりもたくさん会っている感覚でしたが、本当に顔を合わすのは2年ぶり。そしてその間、兄のとこの長女、つまりわたくしの姪っ子が一人成人を迎えまして。そうです、酒豪一家にもう一人“飲める人”が誕生していたのです。食事が始まる時、「あ、じゃあビールで」と控えめに挙手をする姪っ子ちゃん。それにこっそり興奮する叔母あさこ。ただ乾杯するも結局「まだそんなに飲めないんです」とのこと。「いいいい、あたしも若い時はそうだった。本当にお酒が美味しいな、ってなったのはずいぶん後だもの。」どうでもいい叔母さんの“酒初め”話をしながら、その姪の“乾杯だけでも”の気持ちに感動しまくり、そっとウーロン茶をさし出しました。

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いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。3』

海への恐怖を感じた、初めての遠泳。4人で襷を繋いだ「24時間駅伝」。お見合い旅inマカオ。“初”キスシーンに、“初”サウナ。ドラクエウォークで初めての高尾山。接続できずに大騒ぎのリモート飲み会。拍子抜けだった大腸検査。ブームに乗って、のんびり「おばキャン」、のつもりが……。いくつになってもあさこの毎日は初めてだらけ。

いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。2』

セブ旅行で買った、ワガママボディにぴったりのビキニ。いとこ12人が数十年(?)ぶりに全員集合して飲み倒した「いとこ会」。47歳、6年ぶりの引っ越しの、譲れない条件。気づいたら号泣していた「ボヘミアン・ラプソディ」の“胸アツ応援上映”。人間ドックの検査結果の◯◯という一言。ただただ一生懸命生きる“あちこち衰えあさこ”の毎日。

いとうあさこ『あぁ、だから一人はいやなんだ。』

ぎっくり腰で一人倒れていた寒くて痛い夜。いつの間にか母と同じ飲み方をしてる「日本酒ロック」。緊張の海外ロケでの一人トランジット。22歳から10年住んだアパートの大家さんを訪問。20年ぶりに新調した喪服で出席したお葬式。正直者で、我が強くて、気が弱い。そんなあさこの“寂しい”だか“楽しい”だかよくわからないけど、一生懸命な毎日。

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