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夜のオネエサン@文化系

2021.07.23 更新 ツイート

仮に若さが春なのだとしても~「映画:フィッシュマンズ」 鈴木涼美

青春という語を調べると、主として10代の後半から20代までの時期を指すことが多いらしいことと、中国の五行説で「青」を春に当てるところから春の異名となり、春は人生の若い時に当たると考えられるので若い時期を意味するようになったということは分かり、新明解第七版を引くと「〈夢・野心に満ち、疲れを知らぬ〉若い時代」と説明されている。日本やインドは4月を新年度のスタートとするのが一般的なので、人生を四季に区分すれば、確かに最初にぶち当たる季節である春だというのはすんなり信じ込んでしまいそうになるが、寒さを乗り越えて初めて芽吹くその彩りや、日が差すだけで過ぎ去った冬を思って泣けるような、肌の痛みが消えて命に感謝をしたくなるような、別れや卒業を経た後に少し残る寒さがあるような、あの季節って若さを表すに適切かどうかは結構疑問だ。

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夜のオネエサン@文化系

夜のオネエサンが帰ってきた! 今度のオネエサンは文化系。映画やドラマ、本など、旬のエンタメを糸口に、半径1メートル圏内の恋愛・仕事話から人生の深淵まで、めくるめく文体で語り尽くします。

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鈴木涼美

1983年東京都生まれ。蟹座。2009年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。著書『AV女優の社会学』(青土社/13年6月刊)は、小熊英二さん&北田暁大さん強力推薦、「紀伊國屋じんぶん大賞2013 読者とえらぶ人文書ベスト30」にもランクインし話題に。夜のおねえさんから転じて昼のおねえさんになるも、いまいちうまくいってはいない。

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