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27才のルワンダ滞在記

2021.07.20 公開 ツイート

第1回

ずっとふつうに生きてきた僕が、コロナの中、ルワンダへ 大石祐助

ふつうに高校へ行き、ふつうに大学に入り、ふつうに就職。26年間、ふつうに生きてきた。ある日、このままでいいのかと思い立ち、言葉もできないのにアフリカへ。水の出ない大きな一軒家にひとり暮らししながら、JICA海外協力隊としてルワンダで日々奮闘中!

*   *   *

はじめまして、JICA海外協力隊(青年海外協力隊)の大石祐助と申します!

ぼくは今、アフリカのルワンダにいます。

 

マーケティング隊員として、地方の中小企業や起業家の支援をするために、東部県に位置するルワマガナ郡庁へ、やってきています!!

最初にルワンダに派遣されたのは、2020年1月でした。しかし、新型コロナウイルスの世界的な拡大により、同年3月に日本への帰国を余儀なくされました。

そして今年の4月、1年にわたる日本での待機期間を経て、再びアフリカの地に舞い戻ってきました!

国を超えた往来が難しい中、ルワンダに戻って来られたことに感謝の気持ちでいっぱいです。とにかく嬉しい。

ぼくの暮らしている町、ルワンダ東部ルワマガナ

ウィズコロナでどのような国際協力ができるのか、手探りではありますが、当たって砕けてきます! 残された9ヶ月の期間、日本の代表として、ルワンダのために全力を注ぎます!!

ところで、ルワンダという国はご存知ですか?

家族や友人に聞いてみると、答えはだいたい同じで、「えっ? 危ない国でしょ?」と返ってきます。

『ホテル・ルワンダ』や『ルワンダの涙』といった映画の影響もあって、どうしても1994年に起きたジェノサイド(民族対立による大虐殺)の印象が強いようです。

しかし、現在は、驚くほどに治安がいいのです。暗くなってからもひとりで出かけることが出来るほど。治安の良い国ランキングでも、ルワンダはアフリカトップクラス。

今回は、そんなルワンダについて簡単に紹介します!

ルワンダの首都キガリ。祝日イースターマンデーの影響で人も車も少ない
入国の際に受けたPCR検査の結果が出るまで待機していたホテルからの首都キガリ

ルワンダは、アフリカ大陸の中央に位置する温暖な気候の内陸国。「千の丘の国」とも呼ばれ、緑豊かな丘陵が連なった景観は何度見ても感動する美しさです。

赤道直下の国ではありますが、標高が1000メートルを超えるため、平均気温が22度と過ごしやすいです。日が出ていない早朝や夜は、長袖でも肌寒く感じるくらいです。

コーヒーや紅茶が特産品で、マウンテンゴリラも有名です。最近では、男女平等ランキングで世界7位(世界経済フォーラム『Global Gender Gap Report 2021』)と、女性の社会進出が進んでいるのも特徴です。(国会議員も女性が過半数を占めている)

ルワンダ北東部ビュンバの朝。標高は2000メートルを超える

27年前のジェノサイドの印象が強いですが、コロナ流行前までは年平均7%を超える経済成長率で、アフリカ大陸を牽引する国のひとつとなっています。

職場の周りを散歩していたら、突如、現れた広大な畑。

(第2回へ続く)

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