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奇跡のホルモン・スイッチ

2019.06.27 公開 ツイート

女性の「ホルモン」を自在に操る、モテる男の会話術とは 加藤雅俊

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、男らしさをつくるテストステロン、「可愛い」「守りたい」という気持ちを引き出すオキシトシン……。私たちの心や行動は、こうした「ホルモン」に支配されています。『奇跡のホルモン・スイッチ』は、そのホルモンを自在に操る方法が書かれた一冊。仕事から恋愛まで、読めば人生がバージョンアップする本書の一部をご紹介します。

*   *   *

相手の「セロトニン」を高めよう

人はもともと、相手が好意を持っていることがわかるとこちらも好意を返そうとする生き物ですので、この本能を利用します。

しかしながら、ここでも「良い人」で終わってしまうケースが多いのです。

(写真:iStock.com/oneinchpunch)

では、どうすれば、「良い人」で終わるのではなく、その次のステージ、「モテる人」になれるでしょうか。その方法をお教えします。

たとえば、何かと相談に乗ってくれる上司や忙しいときに手伝ってくれる男性など、ちょっとした気配りをしてくれる男性は女性からも同性からも人気があるでしょう。でもこれだけでは、「良い人」で終わってしまいます。

これだけで充分じゃないかと思われるかもしれませんが、付き合っている人や夫婦になった人に聞いてみると共通の言葉が返ってきます。「この人といると楽なんだよね」「なんか居心地がいいんだよね」

そうなんです。

「心地いい」という関係になれるかどうかです。恋愛や結婚に発展する人は、ただ「良い人」で終わるのではなく「居心地のよい空間」にしてくれる人なのです。この居心地のよいときに脳内では、癒しホルモン「セロトニン」が分泌されています。やはり女性は「癒してくれる男性」を求めているのです。

では、どうすれば相手にセロトニンという癒しホルモンを出させることができるのでしょうか。

そのためには、相手と話をするときに、「どうしたら相手が楽しい気分になるんだろう」と考えながら話をしてみてください

たとえば……

最近、会話の中に「疲れた」を多く使う→「頑張っている私をねぎらって欲しい」と思っていますので、とにかく、話を聞き、共感し、よく頑張っているね、偉いねと褒めるようにしましょう。

「友達と旅行に行った」という話→「そのときの話をもっと詳しく聞いて」と思っています。「旅行の話、詳しく聞かせて」と言って、楽しそうに笑顔で聞いてあげてください。

彼女との愛を深める「このひと言」

男性は、実は、女性とベッドインしないと「この人と一緒にいたい」という愛情を感じることができません

(写真:iStock.com/Choreograph)

もちろん、男性にも一目惚れはありますが、そういう愛情とはまた違う感情が、体のお付き合いをすることで生まれます。それには、オキシトシンが関係しています。

オキシトシンは、男性がオルガスムスに達すると大量に分泌されることがわかっています。男性にとってオキシトシンは「守ってあげようホルモン」なので、体のお付き合いをすることで、その相手を大切に思い、守ろうとする気持ちが芽生えるのです。

女性からすると、「え! じゃあ、付き合うためには最初に寝ないとダメなの?」と、驚かれるかもしれません。たしかに、付き合う前に体の関係を持つことは不安でしょうし、飽きられてしまう恐れもあります。ここは難しいところです。

だから、意中の男性を落としたいのであれば、焦らすことも大切です。男性のテストステロンを刺激するのです。

男性は、高い山ほど登りたいと思いますし、ライバルがいれば勝つために必死になります。「負けるなホルモン」のテストステロンが作用するからです。ですから、ライバルの存在をちらつかせたり、自分を高く見せたりして、テストステロンをしっかり刺激した後に獲得させる。それが大事ではないでしょうか。

ちなみに、女性も性行為によってオキシトシンが分泌されます。分泌の仕方には男女差があり、男性が大量分泌した後に急降するのに対し、女性は、行為が終わった後もじっくり長く分泌されます。

そして、このホルモンの特性を男性が利用すれば、簡単な方法で彼女との愛を深めることができます。

それは、行為が終わった後に眠りたいのを我慢して、ひと言つぶやくだけでOKです。

「可愛いね」

簡単な褒め言葉にもかかわらず、オキシトシンが分泌されているおかげで、いつもよりも強く女性の心に響かせることができるのです。「好きだよ」「愛してるよ」などでも構いませんし、髪をなでたり、やさしく見つめたりするだけでも効果があります。

しかし、簡単なことが響くということは、良くも悪くも影響がでるということです。反対に、行為の後すぐ眠ってしまったり、すぐTVを見たり、かかってきた電話に出たりすると、「なんて冷たいの!」と思われてしまうので気を付けましょう。

加藤雅俊『奇跡のホルモン・スイッチ 潜在能力を引き出す』

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、男らしい体とメンタルをつくるテストステロン、「可愛い」「守りたい」という気持ちを引き出すオキシトシン等々、体内でつくられ、生命活動をコントロールするのが「ホルモン」。ホルモンがうまく働けば、人間にもともと備わっている能力が引き出され、仕事の成果もグンと上がる! ホルモンを自在に操る「魔法のスイッチ」である即効ツボ押し・運動法から、生活習慣・話し方まで。ホルモンをまるごと味方につける画期的な一冊。

加藤雅俊『薬に頼らず血圧を下げる方法』

「減塩や降圧剤で高血圧は治らない」 著者である加藤雅俊先生のそんな言葉から 本書の企画はスタートしました。 なぜ減塩、降圧剤で改善しないのか。 そもそもなぜ血圧が上がるのかについても わかりやすく解説しています。 減塩や薬に頼る前に 「まずは自分自身でできることがある」と語る 加藤雅俊先生が教える降圧法で、 血圧に振り回される毎日から 自由になれるはずです。

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奇跡のホルモン・スイッチ

やる気を高めるノルアドレナリン、快感をもたらすドーパミン、精神を安定させるセロトニン、愛情を引き出すオキシトシン等々、ホルモンがうまく働けば、人間にもともと備わっている能力が引き出され、仕事の成果も上がる!ホルモンを自在に操る「魔法のスイッチ」であるツボ押し・運動法から、生活習慣・言葉づかいまで。ホルモンをまるごと味方につける一冊。

 

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加藤雅俊 薬剤師・体内環境師

JHT日本ホリスティックセラピー協会会長。JHT日本ホリスティックセラピストアカデミー校長。ミッツ・エンタープライズ株式会社代表取締役社長。薬剤師。体内環境師。薬学予防医療家。薬に頼らず症状に対して食事や運動など多方面からアプローチする「ホリスティック理念」を日本で初めて唱えた第一人者。現在、昭和大学薬学部研究室にて「食と運動と脳(心)の関連性」について臨床研究に取り組んでいる。著書は『薬に頼らず血圧を下げる方法』(アチーブメント出版)、『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』(講談社)、『食事をガマンしないで血糖値を下げる方法』(マガジンハウス)ほか多数。著書累計は220万部を超える。

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