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ハイスペック女子のため息

2018.09.23 更新 ツイート

シャラポワの悪口は言えるけど、セリーナには文句も風刺もしちゃダメなのか問題山口真由

1.英語で子どもをしつける港区ママと錦織圭の共通点

 大坂なおみ選手が好きだ。

 錦織圭選手よりもずっと好き。圭君はなおみに“omedeto”ってローマ字でLINEしたんだってさ。で、なおみから圭君には「ありがとう」って普通に返したんだって。なんかちょっとダサいって感じるのは私だけ? なおみちゃんだって、ちょっとコンフュージングって言ってたじゃん。そこは私にも聞き取れたもんね。なんかちょっと恥ずかしくない(笑)?

 誕生日にローマ字で“omedeto”って送ってくるやつは、たいがいが外資に勤める日本人である(100%そうだよ。だって、過去に1例あってそれがそうだったんだから!!)。なんか、なおみちゃんくらい英語のほうが堪能な人は逆にひらがな使うのに、錦織さんみたいに、確かに英語もとってもうまいけど、日本語のほうがむしろ得意でしょっていう人がローマ字にするという。

 そうなの。そう、そこなの。私に“omedeto”って言ってきた外資に勤める日本人もさ、別に帰国子女ってわけでもなく、いや英語は得意なんだろうけど、日本語の方がもちろん母国語なわけ。でも、そういう人の方が日常用語で英語使ってくるという。

 でさ、これが女性版の場合にはさ、外資系のバックオフィスとかに勤めて、結婚するわけ。まぁまぁ祝福される結婚ね。で、結婚だか、妊娠だか、できちゃった結婚だか知らないけど、どっかのタイミングで仕事辞めるじゃん。で、その後ですよ。日本人同士の家庭でさ、突然、子どもに英語で話しかけはじめるわけ。いるじゃん、港区に、そういうこぎれいなお母様方。

 この間、お友達のパーティに行ったら、子どもが寄ってきたから適当に相手していたら、母と思われる、30代半ばの綺麗目な女の人が寄ってきてさ、子どもに「ヘイ、ヨシ、ホワットアーユードゥーイング」的なことを言い出してた。それで、その瞬間、ちょっとだけどや顔するんだよね。

 やっぱり、ハイスペック女子ってママとしてはオーバースペックなんだなって思ったもんね。持て余したエネルギーはこういう無意味な見せびらかしに浪費されるのだろう。こういう無駄なひけらかしと、無用のディスプレイを取っ払ったら、港区ってすっごいシンプルな地区になるんだろうね。

 いつもながら、話がそれました。私は、大坂なおみ選手への賛辞からはじめて、セリーナ・ウィリアムズ選手まで持ってきたかったの。港区はどうでもいいの。

 

2.最初から最後までセリーナ劇場

 私には、テニスのプレイが素晴らしいのか否かを判断できる確かな審美眼はない。だが、グランドスラムを制した大坂選手はもちろん素晴らしかったのだろうし、「試合が終わって、セリーナに抱きしめられた瞬間、自分が子どもに戻ったような気がした」みたいな、彼女のコメントの一つ一つに性格の良さが表れている気がして、微笑ましいと思っている。

 だけどさ、それでも、あの決勝戦って、結局は「セリーナ劇場」だったと思うわけですよ。だって、すごかったじゃん。あの猛烈かつ執拗な抗議。

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山口真由

1983年、札幌市生まれ。東京大学法学部3年生時に司法試験、4年生時に国家公務員1種に合格。全科目「優」の成績で2006年に首席で卒業。財務官僚、弁護士を経て、ハーバード大学ロースクールに留学。2017年にニューヨーク州弁護士登録。 『エリートの仕事は「小手先の技術」でできている。』(KADOKAWA/中経出版)、『いいエリート、わるいエリート』(新潮社)、『ハーバードで喝采された日本の強み』(扶桑社)など著書多数。『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(PHP研究所)の文庫版も出版された。 山口真由オフィシャルブログはこちら

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