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詩人のドバイ感覚紀行

詩人のドバイ感覚紀行
文月 悠光

帰国後、以前とは違う思いで日本を眺めている自分がいた。一ヶ月の旅は、同じ顔ぶれ(三人の作家、コーディネーターの方一名)と共にした日々でもあった。作風も年齢もバラバラ、互いのことを…

2015.06.21

ドバイに来た初日、私は泣き出しそうな気持ちでいっぱいだった。真っ黒なアバヤで身を包む女性たちも、白いカンドゥーラをまとう大柄な男性たちも実のところ怖くて、ひたすら他の作家さんの背…

2015.06.07

旅の後半に差し掛かると、お土産のことがつい気にかかる。スークと呼ばれる商店街風の市場は、スパイスやお香、伝統工芸品を賑やかに揃えている。観光客なら冷やかしに立ち寄ってみると面白い…

2015.05.24

異国で初めて知った食の味わい方。誰かと共にする食事がこれほど新鮮で、刺激的なものだったとは。帰国してからも、折に触れて思い出すことがある。パンを焼く男の手つきと、あの魚の目の感触…

2015.05.17

 馴染みのない言葉、馴染みのない顔、馴染みのない風、馴染みのない食べもの……。ドバイに行くまでの私はそれらが漠然と不安だった。もともと新しい事柄や、予定外の出来事は苦手な質だ。人…

2015.05.10

異国での生活に付き物なのが、新たな食べものとの出会い。それは現地の人と打ち解けるきっかけにもなる。実際、私はアラブの食事に馴染んでいくにつれて、UAEの人々に親しみを覚えるように…

2015.05.03

UAEの女性と話す際、毎回驚かされたのが彼女たちの教養の深さ。「母親が賢くなければ、賢い子供も育たない」――。やりがいある仕事も、家庭も持つ彼女たちは、自分の人生とどう向き合って…

2015.04.26

「ものは捉えようですよ。イスラムの女性がアバヤを着なくてはいけない、車を運転してはいけない、一人で旅行してはいけない、というのも、捉え方一つなんです。制限だ、と思うか。男性から守…

2015.04.19

ここで働く人、ここを愛する人、ここで生まれた人、ここに流れ着いた人…。ドバイにいると、否応なく自分のルーツを探ることになる。逆にルーツを持っていないと、膨大な外国人労働者たちや、…

2015.04.05

 ドバイに滞在して一週間が経った頃、ある人がお祈りについてこのように説いた。「何より前向きな力をくれるのは〈ゆるし〉です。毎晩、自分を憎む人にもゆるしを与えるよう神に祈ります。私…

2015.03.30

幸福って何だろう。ドバイに滞在する中で、何度も自分自身に問いかけた。日本の評価軸は社会や他人の目。小さな集団の中で背比べを繰り返している。対してUAEの人々は、神(イスラム教)が…

2015.03.22

いよいよイスラム教の礼拝堂〈モスク〉を訪ねる。肌を露出できないため、長袖のニットと足首までのマキシスカートを着て出かけた。汗ばむほど暑いが、できる限り現地の人の文化に近づきたい。…

2015.03.15

初めまして、詩人の文月悠光(ふづき・ゆみ)と申します。私は先日、中東の商都ドバイに約1ヶ月滞在しました。文化交流と作品制作を目的に、4人の日本作家と、コーディネーター1名が日本か…

2015.03.08

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  • 心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作
  • 愛する父母との最後を過ごした“すばらしい日々”
  • 日本人よ、挑戦に身を投げろ!
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