毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

愛の病

愛の病
狗飼 恭子

恋愛小説の名手は、「日常」からどんな「物語」を見出すのか。まるで、一遍の小説を読んでいるかのような読後感を味わえる名エッセイです。

 

今日は国鉄に乗って、セントーヘンボスという街へ行くことにする。券売機でチケットを買うと、サービス料1ユーロが加算されて請求される。一体なんのサービスを受けたんだ、券売機で買ったの…

2016.11.26

空港からアムステルダム中央駅まで、国鉄で二十分。 小さなスーツケースを一つ持って、アムステルダムの街に降り立つ。東京よりも空気がひんやりとしている。飛行機が着いたのは十五時過ぎだ…

2016.11.11

旅に出る。 行き先はオランダ。運河に囲まれた国。川が好きなわたしにはとても合いそうな気がする。 オランダは不思議な国だ。風車、チューリップ、チーズ、なんていう可愛らしいイメージと…

2016.10.26

意外なことにもう半年以上続いている。意外なのか? 意外だ。ヨガは、ハワイ好きで海と夏が好きで、ノースリーブの服を好み、裏表なく社交的で、毎朝コールドプレスジュースを飲むような人が…

2016.10.12

好みのタイプの男性は、と聞かれた彼女は、「頭がよくて野望があって鈍感な男」と、答えた。彼女は二十代半ばのクリエーターで、見目も良くお洒落で仕事もあり物怖じもしない人だ。白くて柔ら…

2016.09.29

一緒に住んでいる彼が、一週間ほど留守にすることになった。子供の頃の友達の結婚式のために帰省するのだ。 

2016.09.11

世界で一番どうでもいい質問の一つに、「いくつに見える?」というのがある。 この質問に真剣に答えてくれるのは、未成年を前にした補導中の教育関係者だけである。 他の世界で一番どうでも…

2016.08.26

先日、年下の美女から恋愛相談を受けた。 「今、好きな人がいるんです。まだ明確な言葉は貰っていないけれど、付き合ってるのとほとんど同じ状態でいます。週一くらいで会って相手のうちに泊…

2016.08.11

知人が離婚した(らしい)。ある日突然、奥さんが出て行った(らしい)。子供も連れて行った(らしい)。荷物もすでに運び出されていた(らしい)。弁護士から連絡が来て、離婚届に判を押せと…

2016.07.26

テレビで選挙の特番を見ていて、チュニジアを旅したことを不意に思い出した。 チュニジアは欧米人にとって身近な避暑地だ。だから旅行者はたくさんいたけれど、アジア人は一切見かけなかった…

2016.07.11

生きている上で、食べることは大事だ。食べることは生きることと直結する。 ということに気がついたのは最近で、若い頃は本当に出鱈目な食生活をしていた。主食はクッキーだったし、家で料理…

2016.06.26

最近気になる人がいて、と、女友達が頬を赤らめて言った。美人ではあるが恋愛音痴な彼女の、久し振りの浮ついた話だ。わたしもついついわくわくしてしまう。わたしにとっては、不幸話なんかよ…

2016.06.11

お金持ちに共通する特徴、という記事を読んで驚いた。お金持ちになるタイプの人はいつでも必ず真ん中にいるから、トイレの個室に入るときも常に真ん中の個室を選ぶ、というのだ。自分はどうだ…

2016.05.26

新しい町に引っ越したばかりで、居心地良く仕事ができるお店をまだ発見できていない。ファストフードかファミレスか喫茶店かカフェか。コーヒーショップでもいい。新しい家は駅に近すぎて常に…

2016.05.11

「男の人って、後ろから抱きしめるの好きだよね」と、彼女が言った。真夜中のカフェで、女友達の新しい恋について聞いているときだった。

2016.04.26

川沿いのマンションに越して約一か月。川を眺めて暮らす生活にも慣れてきた。 川岸には菜の花が咲き乱れていて、鮮やかな黄色で覆われている。 ユスリカが多いのは覚悟していたけれどそこま…

2016.04.11

ようやく新居が決まった。 築五十年近い古いマンションで、数年前に一度立て替えが決まり、でもなんだかんだでその決定は流れ存続している、という建物だった。「住み始めて一か月後に立て替…

2016.03.26

物件探しは続き、⑦ ルーフバルコニー付きだが隣が小学校で子供と目が合う ⑧ すごく広いが一階が焼鳥屋 ⑨ マンション名がうっとりするくらい素敵だが隣がピザ屋で部屋中ピザくさいなど…

2016.03.11

一つの町に十年も住んでしまった。 居心地がよかったのだ。駄目だ。このままでは安住してしまう。安住。安定。恐ろしい。ぬるま湯に浸かって知らぬ間にゆであがるのは恐怖だ。引きこもり気味…

2016.02.26

台湾へ行ってきた。 とはいえ仕事だったので、行き先を決める権利はわたしにはなかった。しかも、その日の朝どこへ行くのか教えられるのだ。ガイドブックを熟読するのが趣味のわたしではある…

2016.02.11

無料の会員登録で幻冬舎plusを更に楽しむ!会員特典をもっと見る

会員限定記事が読める

バックナンバーが読める

電子書籍が買える

イベントに参加できる

  • ピクシブ文芸、はじまりました!
  • 文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
  • 無理しないけど、諦めない、自分の磨き方
  • 時短、シンプル、ナチュラルでハッピーになれる!
  • ビジネスパーソンのためのマーケティング・バイブル。
  • 有名料理ブロガー4名が同じテーマでお弁当を競作!
  • ドラマこそ、今を映すジャーナリズム!
  • 砂の塔 ~知りすぎた隣人[上]
  • 小林賢太郎作品一挙電子化!
  • あなたがたった一人のヒーローになるためには?
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作!
ピクシブ文芸、はじまりました!
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!