多種多様なフェイクニュース、誤訳した海外ニュースをSNSを通してネット上にばらまいているロシア政府系の通信社「SPUTNIK(スプートニク)」。日々生み出されるフェイクには枚挙にいとまがない。
 ところで、そもそも私がスプートニクに行き着くきっかけとなった「フェイスブック社が研究中のAI同士を会話させたら、人間には理解できない言語を開発して暴走しはじめたので、あわててシャットダウンし、処分した」というニュース。
 ついにディストピアな未来に追いついてしまったというSFっぷりが怖すぎて盛り上がったが、果たして真偽は!?

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 このニュースは、「スプートニク」のほかにも、「GIZMODO」「Gigazine」「J-CASTニュース」「カラパイア」など多くのネットメディア、テクノロジー系のまとめサイトなどで紹介されていた。普通にSNSや検索サイトなどを利用していれば、無意識ながらも一度は記事にふれたことのありそうなサイトだ。

 どの記事も、「終わりの始まり…?」「人類を危機にさらすものなのか?」など、大いに人工知能の脅威を煽る見出しがつけられていたが――。

 実際に、フェイスブック社がどんな研究発表を行ったのかを調べてみた。

 

はい。フェイクでした。

 調べてみると、どうやら「AI暴走ニュース」の発生源は、2017年6月15日、フェイスブック人工知能研究所のブログに、研究チームが投稿した記事のようだった。

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