「お正月」という言葉の持っている幸福感って、いったいなんなんでしょう。
ごろごろしたまま、おいしいものを食べ続け、おいしいお酒を飲み続けて……太る。
こんなことではいけない!と、正月早々ダイエットに一念発起した香川さん。
「今の自分を認識するため」体重計がまずは必要ですね!
いったいどんな体重計を、どんな基準で選んだのでしょうか。

エッセイ
パニタくん

 新年、明けましておめでとうございます。

 めでたい! 実にめでたい! すっかりお正月である。こたつとみかんが止まらない。

 なんと、今年で平成30年だそうだ。団塊の世代から「この平成生まれのゆとりが!」と蔑まれた若者たちも、30歳を迎える年である。30歳といえば会社でも割と責任を負う立場だ。僕はギリ昭和生まれだが、平成の世の中で育ち、生きてきた。ちなみに今年で32歳を迎えることとなる。

 平成の世も、残り1年ちょっと。次の年号はどんな名称になるのか。ゆとり世代、悟り世代ときたら、次は何世代が出現するのか。てか、僕は何世代なのか。なんとか時代にしがみついて、健やかに歌って暮らしていきたいものである。

 年越しは、地元で毎年恒例のカウントダウンライブにて盛大に歌いながら新年を迎えさせてもらった。以前このエッセイにも書いたが、昨年の年越しは盛大に“カウントダウンに失敗”してしまった(気づいたら、年をまたいでた!)。なので今年は周到な準備のもと、万全の状態で挑んだのだった。昨年と同様、タイムキーパーを務めてもらったスタッフも、「今年は絶対に失敗しない!!」と息巻いて、大きなタイマーまで持ってきた。

 本来、タイムキーパーは陰に隠れた裏方のはずなのだが、今回はカウントダウンの直前20秒前からステージ上に乱入してきた。そして僕に「これでもか!」と残りの秒数を伝えてくれた。お陰で僕は、予定通りの曲を15秒残しで演奏しきった後、完璧なカウントダウンと共に年越しをすることができたのである。

 新年早々、我ながらニュースキャスターばりのタイム感。完璧なカウントダウンLIVE。今年はニュースキャスターの枠も狙っていこうかと思う(嘘です)。

 タイムキーパーをやり遂げたスタッフは、達成感と満足感からなのか、控室に戻るや否や、閉まっていたガラスのドアに気が付かず、ガラスドアを突き破った。なんの前触れもなく、ドアは粉々に粉砕されていた……。一体なぜ、そんなことになるのか。幸いケガはなくて良かったのだが、新年早々、会場に大迷惑をかけてしまった。

 お詫びすると会場の方は

「うちがガラスを綺麗に磨きすぎたのがいけないんです。お怪我はなかったですか?」

 という仏のような言葉をかけてくださった。一体、何とお詫びしたら良いのか。

「また年末はよろしくお願いしますね!」と、それでも快くお誘いくださる会場の皆様に感謝である。

 今年の年末こそは、失敗もトラブルもなく成功させてみせる。関係者の皆様、本年もよろしくお願い申し上げます!

 * * * * *

 さて、ということで2018年の幕開けとなった。

 年末に大忙しだった、ニューアルバムのレコーディングも終わり、泥酔しながらのカウントダウンも終え、次の制作も控えてはいるものの、二日酔いも相まって元旦~2日くらいはなんだかんだ寝正月させてもらった。これはもう僕のせいではない。自然の摂理であって誰も悪くない。あえて言うならコタツとみかんのせいである。

 おせちを食べては眠り、お笑い番組を観ては眠り、大好きなジブリ映画のDVD観ては寝て、起きてはミカン食って眠り……。はっきり言ってマジで幸せである。

 いやいかんいかん……!! サボってはいけない、仕事は山積みなのだ。

 そう思って譜面を開いたり、ギターを握っても、身体が言うことを聞かない。気が付けばZzz……。

 人とは儚い生き物なのである。

写真:TARTANさん

 今年はありがたいことに、年始早々に、初のテレビCM出演のお仕事を頂いている。再来週には撮影も控えているのに、このままではだめだ。そう思った僕は、ひとまず筋トレでもしてみることにした。腹筋に腕立て伏せ。正直、結構久々だ。身体がなまっていて、思うように動かない。思えば、年末年始も散々暴飲暴食を繰り返し、お腹はポニョ、というか、全身なんだか紅の豚である。今年も節制と怠惰の繰り返しになるのか……。新しい年号に変わる頃には、1粒飲んだら身体が引き締まってアシタカのようになれる魔法のような薬でも登場しないもんか。そこのところ、よろしく申し上げる。

 一先ず、撮影まではラーメンは禁止だ。しばらく辞めていたのだが、節制をやめると結構簡単にリバウンドしてしまう僕は、今年もダイエットは最大のテーマになりそうである。

 目標としては、今より4キロくらい落とした状態で、それをキープしたい。

 食事も大切だが、やはり健康面を考えると運動は欠かせない。筋トレも再開しよう。

 そういえば我が家には「体重計」が存在しない。これはまずい。何事にも“自分の現状を知ること”が肝心だ。キチンと目標を立てて、無理なく計画的に臨もうじゃないか。

 ということで、新春のバーゲンセールの時期である。家電量販店まで体重計を買いにいくことにした。

 体重計買うのなんて生まれて初めてかもしれない。改めて見てみると、一口に体重計といっても、様々なメーカーがあり、様々な機種がある。値段も、安いものは2000円前後、高級品は40000円前後と、金額のふり幅が半端じゃない。体重計測はもちろんのこと、体脂肪、骨密度、筋肉量、体年齢etc……。いやすごいなこれ……。上に乗るだけでそんなことまで測定できるのか。しかもそのデータは、Wi-Fiでスマホに転送されて、データ管理できる機種まである。末恐ろしい時代である。

 僕が気になってたのは「タニタの体重計」だ。特に理由はないが、タニタってだけで、なんだか痩せそうな気がするからだ。とりあえず、“結果にコミット”できればなんでも良いので、それなりにちゃんと測定できるコンパクトな物を選んだ。コンパクトなだけじゃない。見た目もおしゃれだし、目標体重も設定できるし、前回測定したときより目標に近づいていたら、体重の数値が“キラキラ”するんだとか! これなら楽しんで測定できそうだ。

 僕は、こういう物にはちゃんと愛着が沸くよう、名前をつけることにしている。タニタくんにしようかと思ったが、思いっきりPanasonicって書いてあったので、体重計の「パニタくん」と命名した。

 2018年の新しい仲間。今年からよろしくね、パニタくん。

 本年も健康にたくさんのステージで唄えますように。みなさまにもよろしくお願い申し上げる。

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