もう何年も前のことになるけれど、よく一緒に公園を歩いた人がいた。
 わたしも彼もまだずいぶんと若かった。恋人同士とは呼べなくて、なぜなら彼にはほかに彼女がいたからで、でも彼がわたしのことを好きなのは確実で、わたしも多分彼のことが好きで、気持ちは通じ合っているはずなのに三角関係っていう不恰好な形をどう扱っていいのか分からずにいた。

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