写真:iStock/andreonegin

会社の名前はなく、個人の名前、つまり「自分」で仕事をする風潮が強くなるばかり。この逆らえない流れのなかで、まさにこのことを実践してきたはあちゅうさんが、12月20日に発売される単行本『「自分」を仕事にする生き方』でその具体的方法を明かしました。
最大の財産であり、武器である「自分」を無駄なく有効活用するヒントが満載の本書。発売をお待ちいただくあいだに、「2 好きなことをお金に換える方法」をお届けします。
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お金以外に仕事をする理由があれば楽しめる

「仕事」というものの正体はなんなんでしょうか。単純にお金を稼ぐこと=仕事であるなら、私たちはこんなにも働き方に悩んだりしないはずです。あなたにとって“仕事”とはいったい、なんですか?

私の場合は「仕事」とは「世界を自分にとって住みやすいものに変えるためのもの」です。

だから仕事の先には「より自分が理想とする世界」があってほしいし、仕事をすればするほど世界が自分にとっての理想に近づくなら、仕事が楽しくなります。

この場合の理想の世界というのは、「自分が面白いと思うギャグで誰かが笑う世界」でも、「美味しいパン屋の多い世界」でも、「気軽に花が買える世界」でも、「貧困で泣く子供がいない世界」でもなんでもいいと思うのです。

完全に自分にとって都合のいい世界。私に優しい世界をつくる。私が生きやすい世界をつくる。そのために仕事があると思っていいと思います。

世界のすべての問題を誰かが一人で背負えるわけがないし、得意不得意や、それぞれが持つ正義の定義は違いますよね。だから、自分にとっての正しさや住みやすさを個々人がそれぞれに追求していれば、あるべき場所に自動的にたどり着けると思います。

私にとっての理想の世界は、「わくわくする活字に思う存分触れられる世界」です。

私は小さな頃から、本に助けられて生きてきました。日々活字や言葉でわくわくしたいから、自分自身も本で誰かの気持ちを動かすことにこだわっています。

出版不況といわれるこの時代に、文章を書いて生きていくことは楽ではありませんが、幸い、私には大学時代に「ブログ」に出会うという幸運があったので、これを強みにして従来の作家の収入源である紙の本の印税だけに頼らず、新しいお金のつくり方にいろいろ挑戦しています。そしていつか「作家」の新しい道をつくりたいと思っています。

SNSがこれだけ普及した世の中で書くことや発信することは作家や芸能人だけの特権ではなくなりました。

今、これまでの歴史の中で一番誰かが書いたものにアクセスしやすい時代になっていると思います。そして実は、今、何者でもない人ほど、書くことや発信することを味方につければ新しい仕事のあり方をつくっていけるんじゃないか、なんてことも思います。

ここで改めて問います。

あなたにとっての仕事とはなんですか?

仕事をすることによってどんな社会を実現したいですか?

ぜひこの2つの問いに自分なりの答えを出してから、この先を読み進めてください。

正解はありません。自分を納得させられる答えであればなんでもいいと思うのです。

「自分は何のために仕事をしているのだろう?」と自問自答した時、お金以外に仕事をする理由があれば、きっと長く健康的に仕事を楽しめると思います。

お金ももちろん大事だけれど、「仕事をする理由」がお金以外にないと、仕事を選ぶ上での判断基準がお給料の高い低いに偏ってしまうのではないでしょうか。

そういう仕事の選び方をすると、たとえお給料が高くても、仕事の時間が満足度の低い時間になってしまいます。そうならないために、自分を奮い立たせる「仕事をする理由」を考えておくといいと思います。
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『「自分」を仕事にする生き方』12月20日の発売を楽しみにお待ちください。
12月23日には、青山ブックセンターで発売記念イベントを開催します。詳しくはこちら
また、1月から3月まで全3回のセミナーを開講します。詳しくはこちら
みなさまのご参加をお待ちしています!

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