師走です。今年1年を振り返って、頑張った自分を褒めてあげたいですね。
ちょっと奮発して「大物」を買ってみる?!
だって、がんばったもの。

□ □ □

エッセイ
ご褒美

 透明のガラスで覆われたエレベーターは、恐ろしいスピードでどんどん上昇していく。20F、30F、40F……。

 東京の夜景がぐんぐん広がって、光が描く地平線が見えてきた。地上46Fまでものの1分くらいで辿りついてしまった。もはや遊園地のアトラクションの域である。

 汐留カレッタというとても大きなビルにあるお店でライブをした僕らは、「せっかくなら東京の夜景を眺めながら1杯くらい飲もう」と息巻いて、田舎者丸出しでビルの最上階へよじ登りたくなったのである。さすがに地上46階まで登ると、高さも200mくらいある。足がすくむほど、景色がもう、なんていうか、まあすごい。人工的な東京の夜景を見ているのに、大自然の星空を眺めているような気分だ。

「いらっしゃいませ」

 恐ろしくゴージャスなエントランスで、スラッと背の高いお兄さんがスーツをキメて待ち構えている。これは……よう入らん……。1杯ずつ飲んだとして、一体いくらかかるのか想像もつかない。

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