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歌のち歌、ときどき旅

2017.12.01 公開 ツイート

なんだか面白いので、まだ続けるよエッセイ73

50インチのテレビをドンキで買って大満足!あまり見てないけど。 歌う旅人・香川裕光

師走です。今年1年を振り返って、頑張った自分を褒めてあげたいですね。
ちょっと奮発して「大物」を買ってみる?!
だって、がんばったもの。

□ □ □

エッセイ
ご褒美

 透明のガラスで覆われたエレベーターは、恐ろしいスピードでどんどん上昇していく。20F、30F、40F……。

 東京の夜景がぐんぐん広がって、光が描く地平線が見えてきた。地上46Fまでものの1分くらいで辿りついてしまった。もはや遊園地のアトラクションの域である。

 汐留カレッタというとても大きなビルにあるお店でライブをした僕らは、「せっかくなら東京の夜景を眺めながら1杯くらい飲もう」と息巻いて、田舎者丸出しでビルの最上階へよじ登りたくなったのである。さすがに地上46階まで登ると、高さも200mくらいある。足がすくむほど、景色がもう、なんていうか、まあすごい。人工的な東京の夜景を見ているのに、大自然の星空を眺めているような気分だ。

「いらっしゃいませ」

 恐ろしくゴージャスなエントランスで、スラッと背の高いお兄さんがスーツをキメて待ち構えている。これは……よう入らん……。1杯ずつ飲んだとして、一体いくらかかるのか想像もつかない。

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歌のち歌、ときどき旅

旅するシンガーソングライター香川裕光は、今日もギター片手に、日本のどこかで(ときどき海外で)、歌ったり笑ったり食べたりしています!

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歌う旅人・香川裕光

1986年広島県生まれ。20代前半の頃は重度障害者のための介護施設に勤め、介護の仕事の傍らで、ギターを持って歌っていた。この施設で、歌が人の心の奥に強く鋭く届くことに感動し、もっと多くの人に歌を聴いてほしいと一念発起。日本中を旅しながら、ライブを続けるように。そんなとき、TBS系列で深夜の時間帯に放映されていたオーディションバラエティ番組「Sing!Sing!Sing!」に、「他薦」されて出演したところ、審査員の高評価を得る。結果的に、最終決戦の場である「歌王」出演に至り、そこでグランプリに選ばれた。 

全国各地にて年間150本以上のライブ活動を行いつつ、広島のラジオ番組でDJもこなす。YouTube配信にて、オリジナルやカバー曲の動画を200本以上アップ。チャンネル登録者は1万人を超えている。映画『ケアニン~あなたでよかった~』の主題歌『星降る夜に』書き下ろし、世界遺産・嚴島神社高舞台での単独の奉納コンサートなども。

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