11月6日(月)

「小説幻冬」11月号(vol.13)から始まった二宮敦人さんの連載。未読の方はぜひ!

朝、来年出す文庫のゲラをまとめる作業。ゲラは著者との会話的な側面もあるので、気合いが入る。

小説幻冬に掲載する原稿が入り、喫茶店で読み始めたらとんでもなく面白い。遅い時間だというのに著者に電話してしまうくらい興奮した。どこまでもこの世界に浸っていたいと思える作品で、この上なく楽しい読書体験。

あと、これも小説幻冬ですが、11月号から始めていただいた二宮敦人さんの「世にも美しき数学者たちの日常」がめっちゃ面白い。新しい原稿が入って読み始めたら、もう面白くて面白くて。笑いあり、気づきあり、しかも最後は感動まであり!的な原稿で、担当の袖山(文庫編集長でもあります)と「やばいねこれ、やばいねこれ」とはしゃぐ。

夜、家の近所を走ってみたら、思いっきり息が切れて運動不足を痛感する。すれ違うジョガーがみな早くて、ついつい張り合ってしまった。しかも、「運動したしな」と己に言い訳してビールがぶ飲みしてしまった。日々、敗北を繰り返して生きている気分。


11月7日(火)
NIKEの創業者、フィル・ナイトの『SHOE DOG』を読んだら、気合いが入った。NIKEのスニーカーは中学生の頃とか憧れたなぁ。ジョーダンとか。エア・マックス狩りがあった世代の僕としては、NIKE創業当時の苦労とかを読むと、「そうだったのか!」と驚きもひとしお。

夜、半蔵門あたりで会食。半蔵門にいる人って仕事できそうだなと帰り道に思う。


11月8日(水)
「小説幻冬」の連載絡みで、終日取材同行。僕は取材に同行するのが好き。自分では興味を持たなかったかもしれない世界を知ることができるし、何よりそこで生きている人たちの息遣いを感じることができる。「へえ!」とか「そうだったのか!」と思うこと自体が刺激的で、楽しい取材だった。

夜、六本木で会食。六本木って賑やかだなと帰り道に思う。


11月9日(木)
中村文則さんの『去年の冬、きみと別れ』が重版かかる(映画は2018年3月10日公開!)。これで累計20万部突破。遡ること十数年前に編集アルバイトだった僕は、「この人と仕事がしたい!」と思い、名古屋まで中村さんに会いに行った。しかも自腹で(笑)。新幹線のことがよくわからず、のぞみではなくこだまに乗って(こだまの方が速いと思い込んでいた)。あの頃の中村さんはデビュー直後の新人だったけど、小説家としての姿勢は今と何も変わらない。小説のことをずっと考えているし、小説で何ができるかを真剣に考え続けている。そういう人と仕事をご一緒できたことに、改めて感謝の念。

中村さんは「小説幻冬」の創刊号から「神」という小説を連載していただいています。こちらもすごい作品なので、ぜひ読んでください。

夜、代官山で会食。代官山っておしゃれな街だなと帰り道に思う。


11月10日(金)

もう10年くらい乗っている自転車。この自転車で下田まで行ったのとかいい思い出。

「小説幻冬」vol.14(11月27日売り号)の台割確定作業。先月売りの号(vol.13)から万城目学さんの新連載「ヒトコブラクダ層ぜっと」が始まったのですが、これがめちゃくちゃ面白い。1年くらいかけて色々なところを取材しながら、万城目さんから物語の筋を聞いていたのですが、どう説明していいかわからないくらい壮大。「小説とはこういうもの」という偏見を壊してくれるような作品で、読んでいるととっても楽しいし、豊かな気分になる。それにしても、どうしてああいう物語を思いつけるのだろうか。。。

最近、ちょっと太ったなと思って、会社まで自転車で行ったり、会食がない日にその自転車で帰ったりしているのだけど、体重計に乗ったら全然体重が落ちていなくて、「ちくしょう!」みたいな気分になる。体重減っただろうなと思っていただけに無念。でも、ここでやる気なくすと太る一方な気がするから、地道に自転車に乗り続けようと思う。

10月の経費を清算したら、出張三昧だったことに気づく。大分、宮崎、鹿児島、沖縄、神戸。出張ではないけど、瀬戸内海にも行ったし。いやぁ、移動した。移動すると、つまり景色が変わると脳みそが活性化する感じがする。


「小説幻冬」 有馬大樹

 

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