写真:iStock/kieferpix


真面目で優しい日本女性は、自分のことよりも、夫や子供や恋人や仕事のことに一生懸命になりがち。でもそれが女性たちを疲れさせ、甘い食べ物に逃避することにつながっているのではないか――。ミス・ユニバースジャパンで8年間、公式栄養コンサルタントを務め、日本女性のダイエットと食の悩みを受けてきたエリカ・アンギャルさんは、最近、そんな危機感を抱いています。
では、日本女性には何が必要なのか? エリカさんの新刊『ラブダイエット~スイーツなしで体と心を満たす美の教科書~』ではその解決策を提案します。


適切な相手は匂いが教えてくれる

 男女がどのように惹(ひ)かれ合うかは、人類最大の謎と言っても過言ではありません。例えば自分では背の高い人が好きとかスポーツマンがいいなと思っていても、その理想とは全く異なる人に惹かれてしまうこともありますよね。

 実は身体的な魅力というのは、高い身長でも、6つに割れた腹筋でもなく、意識的に感じることのできない繊細な体臭にあると言われています。その匂においはグリルで焼かれたステーキのように分かりやすいものではなく非常に捉えがたいものですが、相手のプロフィールがどんなに理想的でもなぜだか好きになれない、ということが起こるのはこのためです。これが「沈黙のコミュニケーション」と呼ばれるもので、私たちは無意識のうちにお互いの匂いを確認し合い、適切な相手を探しているのです。

 今気になっている人がいるならば、飲み会などの機会に隣に座ったりしてなるべく接近してみましょう。鼻を近づけて匂いを嗅(か)いだりしなくても大丈夫です。隣にいてなんとなく心地よく感じるならば、それはよい兆候です! 

 注意しなければいけないのは、香水やシャンプー、ボディソープの香りではなく、もともとその人が持っている体臭を嗅ぐことです。体臭には嗅覚で感じられるものもありますし、はっきりと分からなくてもなんとなく引き寄せられてしまうフェロモンも含まれています。

 私たちが相手の体臭にこれほどまでに影響を受けているなんて、にわかには信じがたいかもしれませんが、アメリカでは体臭の変化によりパートナーとの関係性が崩壊してしまう「ピル離婚」という現象が報告されています。ピル(経口避妊薬)を飲んでいる女性は、飲んでいない時に比べ好みの匂いが違ったり、自分の体臭も変化するという研究結果があります。

 15〜24歳の女性の約71%がピルを服用した経験があるアメリカでは、結婚後、子作りに励もうとピルの服用を止めた途端に女性の匂いの好みが変わり、結婚相手への気持ちが冷めて離婚に至るケースが少なくありません。もちろんその匂いは無意識に感じる程度なので自分では好みの変化には気づきませんが、それまで感じていた心地よさが失われ、気持ちが冷めてしまうのでしょう。これはとても不幸なケースですが、それほどまでに私たちの嗅覚はパートナー選びにおいて強い権限を持っているということなのです。

 私たちはより生命力の強い子孫を残すために、常に自分とは異なる免疫システムを持つ異性を探しています。体の匂いは異なる免疫システムを持つ人を見分けるための大切な手がかり。異なる免疫システムを持つ人とさらに親密な関係になりたいと思うように遺伝子の中に組み込まれているのです。

*続きは、『ラブダイエット~スイーツなしで心と体を満たす美の教科書~』をご覧ください。

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◆はじめに
目次
◆誰かを愛するために自分を犠牲にして甘いものに逃げるのはもうやめましょう。
◆食欲を抑え、心を穏やかにしてくれるホルモンを味方につけましょう。
◆肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんには当然必要。大人になっても絶対必要。
◆ハグは相手を受け入れ、自分も受け入れてもらう精神安定剤。
◆ペット、ぬいぐるみ、友達……ギュッと抱きしめた時の安心感を経験して。
◆握手から始めるか、いきなりキスするか。国で異なるスキンシップの流儀。
◆恋人以外の異性と触れ合ったのはフォークダンスが最後、という人も多いのでは?
◆大人の女性には、浮気でも不倫でもない、異性の友人が必要です。
◆結婚相手は肩書きではなく、匂いに惹かれる人を選んでみて。
◆自分とは異なる遺伝子を持つ人に強く惹かれる理由。
◆惹かれる遺伝子を本能的に判断できる相性診断をお教えしましょう。
◆情熱的なキスには3つの効能があります。
◆日本は、性の情報が街中に氾濫しているのに、なぜセックス観は古いままなのでしょうか?
◆日本人のセックス満足度が世界一低いのはハッキリ言えない国民性が原因?
◆世界は、日本の若者の草食化に驚愕しています。
◆性欲はヘルシーボディの証。食事や睡眠と同じくらい大切に考えてください。
◆「セックス・アンド・ザ・シティ」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のヒットは、女性たちのセックス観が変わってきた証です。
◆男性はガソリン、女性はウォーター。体が盛り上がるまでの時間が違うのです。
◆肌の潤いを大切にするあなたが膣の潤いに無頓着なのはなぜ?
◆性的興奮はプチ整形より効果絶大。
◆日本の性教育は、残念ながら世界に大きく後れをとっています。
◆男性目線で作られたアダルトビデオを教科書にしちゃダメ!
◆大人の女性が、ただ寝そべっているだけなんてつまらないと思います。
◆セックスでフェイクをしても誰も幸せになれません。
◆ベッドの中で女性をケアできる男性は、結婚相手にも向いています。
◆3回ベッドインしてピンとこなければ別れた方がいいかもしれません。
◆ダメ男と別れられないのは絆ホルモンの呪縛、偽りの愛情かもしれません。
◆閉経後、さらに人生のお楽しみが始まります。
◆生理周期で変わる女性の美しさを恋愛にも活用して。
◆彼の経験不足を責める前に、あなたは自分の体のことを知っていますか?
◆セルフプレジャーは19世紀に英国貴族のご婦人方に広まった医療行為です。
◆オーガズム未経験者はセルフプレジャーで自己開発を試してみて。
◆このシークレットエクササイズで二人の絆をもっと深めて。
◆フランス政府は膣の再教育制度を推進しています。
◆リビドーと感度を高めるヨガポーズがあります。
◆子宮がん検診は、健やかに生きるための大人の女性のたしなみです。
◆食べ物に潜む3大オーガズムキラーに要注意。
◆ダークチョコにオイスター。もっと満たされる体になる食べ物を紹介します。
◆食生活での女性ホルモンコントロールをすぐに始めてください。
◆色気不足、セックスレスは、睡眠不足が原因かも。
◆パートナーのEDは薬に頼る前にできることがあります。
◆男性の「一人になりたい時間」は邪魔をしないであげて。
◆結婚後も〝デートナイト〟を続けましょう。
◆自分史上最高のセックスは人生の後半にやってきます。
◆誰かから愛されることより、自分を愛することの方がずっと大切です。
◆自分を愛せる女性は、たとえば上質なカシミヤに触れる時、素足で歩く時……その気持ちよさを敏感に感じます。
◆鈍感な女性から脱皮して! 自分を愛する10の方法。
◆結婚しない人生、子供を産まない人生ももちろんアリです。
◆大切な自分に、一度ラブレターを書いてみましょう。
◆2分で自信をつける方法をハーバード大学が見つけました。
◆週に1度のデジタルデトックスで本来の自分を取り戻しましょう。
◆ストレスはホルモン泥棒。知らず知らずのうちに盗まれています。
◆たとえばシャンパンを使ってマインドフルネスを実践してみましょう。
◆変化こそ人生の醍醐味。変わる自分をとことん楽しみましょう。
◆おわりに


 

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