ロザン菅さんの『身の丈にあった勉強法』を発売前に読んで「感想文を送ろう」企画!いよいよ、こちらでご紹介させていただきます!

この、とっても長い、感動的な感想文を送ってくれた「もやし」さんは、18歳。
これを読むとわかるように、「もやし」さんは、とっても頑張り屋さんです。まじめにノートを取って、予習も復習もして、部活だって、誰より練習して……。でも、いつも下の方。なぜ、伸びなかったのか――。それが、いま、『身の丈にあった勉強法』を読んでわかったそうですよ。
こんなに頑張ってる人が、幸せになれないんておかしい!(これを読んで、担当編集者は、泣きました)
この本は、頑張ってるあなたの強力な味方になれた気がします!(担当編集者は、ガッツポーズをとっています)

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 【もやし】さんから届いた感想文

 

「“身の丈”って何だろう?」

 菅さん、宇治原さん、初めまして。私は今年の春大学生になった、まだまだ未熟な18歳です。菅さん、いや菅先生の新刊が発売より一足先に読めるよ!という企画があるとSNSで知りました。受験生の頃、『京大芸人式日本史』にセンター試験の受験科目であった日本史を助けていただいた過去があるので、今度はどんな作品なのかワクワクしながら応募しました。ひとり暮らしの部屋に届いたパウンドプルーフを一文ずつ噛みしめて、時には笑いすぎて涙を流しながら読んでいると、もしかすると私の人生は身の丈にあっていないことだらけではないか?と思うようになりました。

 私の性格は、何事にも全力で取り組もうとする、真面目です。理想がとにかく高い、完璧主義です。完璧を目指そうとして、何事も熱心に行うのです。聞こえはいいのですが、自分の実力には見合っていないことを目指そうとしてしまう傾向があります。

 私は一応進学校と呼ばれる高校に通っていました。(ここで“一応”と付けたのは、その中でも下から数えた方が早いくらいの劣等生だったからです。)英語は得意な一方、数学は全く理解できなかった、バリバリの文系です。ある日、そんな天敵の数学の校内テストを控えていたため、当時の担任であった数学の先生に質問をしました。「どうしてこういう式になるのですか?」と、言い方を何回も変えて聞きました。しかし、いつまで経っても先生ははっきりと答えはださず、ただ私の持参した板書がしっかり書かれた数学のノートを見ているだけでした。何もおっしゃらないことにイライラしていた私に対し、遂に先生は口を開きました。

「お前の分からんところが分からん」と。

 そのまま先生は私の分からない問題を無視して、職員室に帰っていきました。そのときの私の感情として、「何で質問に答えてくれんの!?他のボディタッチ激しめな女子生徒にはちゃんと教えてましたやん!え?なんや?これはひいきか???ひいきですよね?」と憤りを隠せませんでした。そんな先生を見返して「ぎゃふん」と言わせようと、授業でやった問題を頭に叩き込み、テストの日を迎えました。これだけやったのだから、絶対いける、よいう謎の自信は開始のチャイムが鳴った瞬間打ち砕かれました。何も書けない。どう解けばいいのかわからない。使うべき公式はしっている。だけどどこで使えばいい?右手が動かない。左手の消しゴムばかり使っている。授業も真面目に聞いた。ノートもしっかり書いた。だけど何故―。

 結果は赤点ギリギリアウト。「ぎゃふん」と言わせるどころか、「進級させて下さい」と言って頭を下げなければなりませんでした。

 もう一つ同じようなことがありました。部活動です。私は吹奏楽部に所属していて、低音楽器を担当していました。中学校がたまたま強豪校だったので、大会の経験や音楽の知識はたくさんありました。しかし、高校も強豪校で、もっと実力のある人はたくさんいました。だからその人たちに負けたくないと思い、朝は6時に電車に乗り、授業が始まるまで練習。昼ごはんは10分休憩に無理やり食べ終えて昼休みは丸々楽器の練習に当て、部活が終わった後も重さ約5㎏の楽器を持って混み合う電車に乗り、自宅でも近所迷惑になる時間まで楽器を吹いていました。練習は時間があればしていました。しかし、一向に上達しませんでした。指は回らないし、綺麗な音で吹けませんでした。先輩にいつも注意され、最上級生に近づくと同級生にもキレられました。それでもいつか上達すると思い、同じような生活を続けていきました。いつの間にか精神的に病んでいきました。実力が伸びる前に、私は何もできず、下級生も上達していく間に、楽器を吹くことをやめざるを得ない状況にまでなりました。

 この二つの事例には理由があったことに、この『身の丈にあった勉強法』という本が気づかせてくれました。それは、私はいろいろやろうとし過ぎて、自分の実力について細かく認識することができていなかったことでした。

「数学は苦手」ということは理解していても、それを解決するための術は何一つ思い浮かんでいませんでした。だから学校から「予習・復習はしっかりやる」と言われたことを守っていました。しかし自分の頭の中では、いつの間にか「苦手を克服するために予習・復習をする」のではなく、「宿題だから取り敢えず予習・復習をする」という目的がすり替わっていたのだと今更後悔しています。授業もただ答え合わせのようなもので、答案の数式をノートに赤ペンで写して、理解した気になっていました。もしかすると、あの数学の先生は私のこんな状態が分かっていったので、ああ言ったのかもしれません。

 吹奏楽も同じでした。練習量を増やすのみで、区別することなくまんべんなく練習していたから、実力が伸びなかったのかもしれません。苦手な部分が自分では見えておらず、それを補えていなかったため、先輩や同級生は早くそのことを私に伝えたかったのでしょう。何だか色んな人に迷惑を掛けていたのだと思うと胸が苦しいです。

 自分の理想は器用でテキパキ物事をこなすことでした。しかし、やってきたことは全て遠回りで、未完成でした。そして、私は高性能のロボではなく、ただ不器用な人間でした。

びっしり思いを書いてくださりありがとうございます!

 今回この本を読んで、改めて「自分の身の丈って何だろう?」と考えるきっかけを与えてもらいました。私の“身の丈に合った”ものというのは、完璧を目指すでも何でもなくて、物事を楽しみながら地道にやっていく事ではないかと考えます。多分誰でもそうだと思いますが、趣味や好きなことはどんどんのめりこめるし、そんな飛躍した行動はしないはずです。

 私はポケットモンスターとプロ野球が幼い頃から大好きです。「このポケモンならこのタイプの技」や「この技はこのポケモンが使うと彼ら(彼女ら)の性能とマッチするか」など、一つ一つ考えながらゲームを進めます。いきなり「ポケモンマスターになる!」とはなりません。プロ野球も一つ一つルールを覚え、選手を覚え、応援歌を覚え、地道にファンの階段を上っていきます。本来はこのやり方が私には合っているのです。でも、私はハードルを高く設定しすぎて、それを飛び越せませんでした。最初は低いハードルを何度も飛んでから、飛び方を練習して、苦手なところや弱点をカバーしてから高いハードルを目指せばよかったのかもしれません。

 確かに何事も身の丈に見合ったものを選ぶ必要があると思います。服装も、女性ではメイクも、全てが身の丈を意識するのが大事なのではないかと考えさせられました。ショッキングピンクの口紅よりも、コーラルピンクの口紅のほうが私の顔には似合っているのかも、と鏡を見て思いました。

 そんなコーラルピンクの口紅の私ですが、何とか大学生活を送っています。高性能ロボの宇治原さんにとっては「まぁまぁやね」なレベルの大学かもしれません。私も入学当時そう思っていました。でもこの本を読んだ私にはそれがちょうど良く、心地よいです。何故なら学校は『箱』であるので、自分の手でその中身を充実させることができるからです。

 実はもう一つ、私には好きなことがあります。それは、文章を読むことです。特に英語の文章を読むと、一つ一つの訳を解読する度に興味が湧いてくるのです。今はそれをもっとよりよいものにしていくために、一つ一つ単語やイディオムの知識を積み重ねていき、もっと難しい英文を解読していきたいと思っています。今まではこの夢は自分に向いているかどうか不安で、あまりはっきりと言えませんでした。こうやって自信を持ってしっかり言えるようになったのは、他でもないこの本の著者である菅さんのお陰です。本当にこの本を書いてくださり、ありがとうございました。また自分の人生が救われました。

(もちろん、菅さんの比較対象だった宇治原さんにも感謝しています)

 この文章を書くときも、お二人にこの拙すぎて申し訳ない文章を見られるということがプレッシャーになっていて、いい文章を書こうと心がけていましたが、考えている最中、これも私が「身の丈にあった」文章を書けばいいのかも、と徐々に思いました。背伸びなんてする必要ないし、ありのままの自分にあった生き方が存在するならば、そういう風に生きていこうと、この本を読んで決めました。

 最後に、この本を読み終えたときの感想を、私の「身の丈にあった」言葉で表したいと思います。

『身の丈にあった勉強法』、最高!!!!!

 

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菅広文『身の丈にあった勉強法』

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