写真:iStoc/DragonImages

真面目で優しい日本女性は、自分のことよりも、夫や子供や恋人や仕事のことに一生懸命になりがち。でもそれが女性たちを疲れさせ、甘い食べ物に逃避することにつながっているのではないか――。ミス・ユニバースジャパンで8年間、公式栄養コンサルタントを務め、日本女性のダイエットと食の悩みを受けてきたエリカ・アンギャルさんは、最近、そんな危機感を抱いています。
では、日本女性には何が必要なのか? エリカさんの新刊『ラブダイエット~スイーツなしで体と心を満たす美の教科書~』ではその解決策を提案します。

握手、ハグ、ダンス……恋人ではない異性との触れ合いも楽しんで

 恋人やパートナー以外で、最後に異性と触れ合ったのはいつですか? 恋愛感情のありなしは関係なく、物質的に異性に触った機会を思い起こしてみてください。挨拶としてのキスやハグ、握手、ハイタッチなど様々なスキンシップが日常生活に根づいている欧米と違い、日本では子供がある程度の年齢になったら親子でもハグもしないですし、ビジネスシーンでも名刺交換やお辞儀はしても握手することはあまりないですよね。

 最近の若い世代はハグに抵抗のない人も増えてきているかもしれませんが、私と同じ世代の日本の友人たちに話を聞くと、恋人やパートナー以外で最後に異性に触れたのは小学生の頃、オクラホマミキサーやマイムマイムなどのフォークダンスでクラスメートの男子と手を繫いだのが最後だったかも? と言います。

 ちなみにアメリカやカナダの高校では学年末にプロム(Prom)というフォーマルなダンスパーティがあって、必ず男女のペアで参加します。恋人同士でなくてもいいので異性の友人とペアを組む人もたくさんいます。ですから公の場で堂々と異性と触れ合い、チークダンスを踊るチャンスがあります。一方で日本では小中高と女子校に通ったので、男性に触れるどころか話す機会さえなかったという人もいると聞き、とても驚きました。これほどまでに異性との非接触期間が長いと、どのようにして相手に触ったらいいか分からず、戸惑ってしまうのは当然です。

 この日本の状況と対極にあるのがキューバです。以前、旅行でキューバを訪れた時、レストランで30代の男性と話す機会がありました。キューバ生まれのキューバ育ち、生粋のキューバっ子である彼によると、他の国の男性たちはどのように女性に触ればいいかを分かっていないというのです。

 小さい頃から女の子とペアを組んでサルサを踊っているキューバでは、どういう触り方をすれば女性が心地よく感じるのかを心得ていて、さらにこの男性は初めて一緒に踊る女性の手を取り、体を触った瞬間に、その女性が自分のことをどう思っているか、好意を抱いているかいないかということまで感じ取ることができると言っていました。日本人の男性がこれを聞いたらさぞかし驚くことでしょう。

 もともと文化的にスキンシップが少ない日本とキューバを比べるのはナンセンスですが、この直接的な触れ合いがもたらすメリットは女性にとってとても重要なので、ぜひ日本の女性の皆さんにも意識して機会を増やしてほしいと思うのです。恋人同士でなくとも異性に触れる、触れられることでオキシトシンというホルモンの分泌が促進され、気持ちが安定します。ですから、何か嫌なことがあってそのイライラを抑えるためにコンビニでスイーツを買い込んでヤケ食いするよりも、オキシトシンをたくさん分泌して心を落ち着かせる方がずっとヘルシーです。

 日本では異性とのスキンシップが少ないといえども、よく考えてみると全く機会がないわけではありません。例えばサルサやタンゴ、社交ダンスなどでは恋人でない男性ともかなり密接に触れ合うことになります。たまにはサルサバーに出かけて恋人ではない異性とのスキンシップを楽しんでみるのはいかがでしょう? いきなりサルサバーに行くのはハードルが高いという人はダンス教室から始めてみてもいいでしょう。今、特定の恋人やパートナーがいないという人でも、ちょっと工夫すれば異性とのスキンシップを増やすことはできますよ。

*続きは、『ラブダイエット~スイーツなしで心と体を満たす美の教科書~』をご覧ください。

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◆はじめに
目次
◆誰かを愛するために自分を犠牲にして甘いものに逃げるのはもうやめましょう。
◆食欲を抑え、心を穏やかにしてくれるホルモンを味方につけましょう。
◆肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんには当然必要。大人になっても絶対必要。
◆ハグは相手を受け入れ、自分も受け入れてもらう精神安定剤。
◆ペット、ぬいぐるみ、友達……ギュッと抱きしめた時の安心感を経験して。
◆握手から始めるか、いきなりキスするか。国で異なるスキンシップの流儀。
◆恋人以外の異性と触れ合ったのはフォークダンスが最後、という人も多いのでは?
◆大人の女性には、浮気でも不倫でもない、異性の友人が必要です。
◆結婚相手は肩書きではなく、匂いに惹かれる人を選んでみて。
◆自分とは異なる遺伝子を持つ人に強く惹かれる理由。
◆惹かれる遺伝子を本能的に判断できる相性診断をお教えしましょう。
◆情熱的なキスには3つの効能があります。
◆日本は、性の情報が街中に氾濫しているのに、なぜセックス観は古いままなのでしょうか?
◆日本人のセックス満足度が世界一低いのはハッキリ言えない国民性が原因?
◆世界は、日本の若者の草食化に驚愕しています。
◆性欲はヘルシーボディの証。食事や睡眠と同じくらい大切に考えてください。
◆「セックス・アンド・ザ・シティ」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のヒットは、女性たちのセックス観が変わってきた証です。
◆男性はガソリン、女性はウォーター。体が盛り上がるまでの時間が違うのです。
◆肌の潤いを大切にするあなたが膣の潤いに無頓着なのはなぜ?
◆性的興奮はプチ整形より効果絶大。
◆日本の性教育は、残念ながら世界に大きく後れをとっています。
◆男性目線で作られたアダルトビデオを教科書にしちゃダメ!
◆大人の女性が、ただ寝そべっているだけなんてつまらないと思います。
◆セックスでフェイクをしても誰も幸せになれません。
◆ベッドの中で女性をケアできる男性は、結婚相手にも向いています。
◆3回ベッドインしてピンとこなければ別れた方がいいかもしれません。
◆ダメ男と別れられないのは絆ホルモンの呪縛、偽りの愛情かもしれません。
◆閉経後、さらに人生のお楽しみが始まります。
◆生理周期で変わる女性の美しさを恋愛にも活用して。
◆彼の経験不足を責める前に、あなたは自分の体のことを知っていますか?
◆セルフプレジャーは19世紀に英国貴族のご婦人方に広まった医療行為です。
◆オーガズム未経験者はセルフプレジャーで自己開発を試してみて。
◆このシークレットエクササイズで二人の絆をもっと深めて。
◆フランス政府は膣の再教育制度を推進しています。
◆リビドーと感度を高めるヨガポーズがあります。
◆子宮がん検診は、健やかに生きるための大人の女性のたしなみです。
◆食べ物に潜む3大オーガズムキラーに要注意。
◆ダークチョコにオイスター。もっと満たされる体になる食べ物を紹介します。
◆食生活での女性ホルモンコントロールをすぐに始めてください。
◆色気不足、セックスレスは、睡眠不足が原因かも。
◆パートナーのEDは薬に頼る前にできることがあります。
◆男性の「一人になりたい時間」は邪魔をしないであげて。
◆結婚後も〝デートナイト〟を続けましょう。
◆自分史上最高のセックスは人生の後半にやってきます。
◆誰かから愛されることより、自分を愛することの方がずっと大切です。
◆自分を愛せる女性は、たとえば上質なカシミヤに触れる時、素足で歩く時……その気持ちよさを敏感に感じます。
◆鈍感な女性から脱皮して! 自分を愛する10の方法。
◆結婚しない人生、子供を産まない人生ももちろんアリです。
◆大切な自分に、一度ラブレターを書いてみましょう。
◆2分で自信をつける方法をハーバード大学が見つけました。
◆週に1度のデジタルデトックスで本来の自分を取り戻しましょう。
◆ストレスはホルモン泥棒。知らず知らずのうちに盗まれています。
◆たとえばシャンパンを使ってマインドフルネスを実践してみましょう。
◆変化こそ人生の醍醐味。変わる自分をとことん楽しみましょう。
◆おわりに


 

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