9月7日
土曜日の夜は、2週おきに近所のカフェで映画を見る会。
今日は、「ヘアスプレー」。1960年代のアメリカ・ボルチモアを舞台にした黒人差別、体形差別反対のミュージカル映画。終わったあと、大団円すぎるとの感想もあったけれど、私は、60年代のファッションと音楽とダンスに大満足。

9月9日
夜、下北沢のB&Bで「あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか」刊行記念トークイベント。著者の宮崎智之さんとゲストのライター清田隆之さん、ライター・編集者の朝井麻由美さんがご登壇。急なイベント決定だったので、集客が心配だったけれど、結果的にほぼ満員。本に登場する、「彼氏面男子」や「駅で抱き合う海藻のようなカップル」「読モライター」は、文章で読んでもおもしろいのだけど、清田さん、朝井さんの突っ込み、解釈により、また違った味わいに。「彼氏面(かれしづら)男子」の無駄な当事者意識を笑う一方、私も彼女面や母親面をして余計なお世話を焼いていないか心配にもなる。
終わったあとは、お客さんにも声をかけての交流会。
盛況でシリーズ化するよう。

9月10日
今日は一日、中村淳彦さん「AV女優消滅」にまつわる取材デイ。
午前中、日刊SPAさんの取材。
午後1時より、「渋谷のラジオ」の「渋谷のほんだな」出演。私も担当編集者ということで中村さんとともに出演し、企画の経緯などの話をする。中村さんは、鈴木涼美さんとの対談でも、そもそも本のまえがきでも書いていらっしゃるが、やりたくなくない本だった。それを私が、『職業としてのAV女優』で「AV女優は職業になった」と書いたのだから、そこに強要があったのなら落とし前として書いてほしい、としつこくお願いしたのだ。ラジオでもそんな話をする。
その後、金曜日に収録のあるテレビ番組の打ち合わせ。

9月11日
夜、明日発売のエリカ・アンギャルさん「ラブダイエット~スイーツなしで体と心を満たす美の教科書~」の小さな出版パーティ。
ここでも企画の成り立ちについての話をしたのだけれど、最初の出発は「贅沢に年を重ねるための本」だった。それを食べ物だけでやろうとしたら無理があり、女性ホルモンのことを考えなきゃね、と、でもそれだったら、肌のふれあいやセックスのことも視野に入れる必要があるのではないかと、今回のかたちに落ち着いた。

本のなかで好きな箇所、
「セックスのことを何も知らない女性の方が価値があると思っている人が21世紀にも存在しているとしたら本当にショッキングです。それは1960年代までの考え方ですよ!」
についての話も。
このうぶで無垢な女性をよしとする価値観は、女性の生き方を制限するものだと思っている。
パーティ終了後、馬喰横山のデザイン事務所へ。

 

9月12日
午前中、plus関連の会議ふたつ、その後、部の会議。今日は一日、机で仕事をする日。

9月13日

昼から、中村淳彦さんが出演するテレビの収録に同行。
夜、武道館で銀杏ボーイズのライブ。
峯田くんの「ちっとも満たされない」という言葉を聞けたのがよかった。
会社に戻るつもりだったけど、胸がいっぱいになりすぎて、仕事をすることはあきらめる。


幻冬舎plus 竹村優子

 

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