映画化が決まった2作を、幻冬舎文庫より。

突っ走らないと、生きていけなかった――。アウトローの青春物語。

佐田正樹『デメキン』

「デメキン」と呼ばれ泣いてばかりいた少年は、強くなりたい一心で不良の道へ。いつだって喧嘩上等、暴走族の総長にまで上り詰める。その陰に、失恋地獄、信じていた先生の裏切り、本当の喧嘩を教えてくれた先輩の死、鑑別所で見た母の涙――。どん底で見つけた言葉は「笑わな。笑わせな」。自由を渇望し、暗闇で足搔き続けた、アウトロー青春物語。

おじいちゃんは、私がセックスしてるときに死んだ。珠玉の家族の物語

山崎佐保子『おじいちゃん、死んじゃったって。』

彼氏とのセックスの最中に、吉子が受けた電話は祖父の訃報だった――。葬儀の準備で久し振りに集まる家族たち。そんな中、残された認知症の祖母の今後、父親の失業問題、兄妹の確執、従兄のひきこもりに家族崩壊など、それぞれが抱える厄介な事情が表面化して……。生と死を通して描く、本当の家族の形とは? 家族の本音が詰まった珠玉の物語。

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定