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2017.09.01

絶倫モーゼも今は昔。ノーセックス派のJJがリスペクトするのはフネ先輩

アルテイシア

絶倫モーゼも今は昔。ノーセックス派のJJがリスペクトするのはフネ先輩

今回のテーマは「JJとセックス」。
いつものようにJJ仲間にネタを募ったところ―――
ない」。

未婚既婚問わず、みんなセックスをしていないのだ。
セックスレスという言葉が流行り出した頃は「セックスしないのって変なの?」と動揺した人々も、これだけ「日本人は世界一セックスしない」と言われ通けると「みんなしてないなら、まあいっか」とノーセックスライフを謳歌している様子。

かつては性欲旺盛だったJJも、40を越えると「我が性欲は尽きた!」と宣言する者が多い。
ある女友達は20代の頃「彼氏と毎日ヤリまくってベッドが真っ二つに割れた」と語り、絶倫モーゼと呼ばれていた。

別の女友達はセックスだけでは飽き足らず、ほぼ毎日オナニーしていたそうだ。
ある朝、自宅のベランダで布団を干そうとしたら、布団に紛れたバイブが庭仕事中の父親の上に落ちたらしい。慌てて駆けつけると、父から毅然とした表情で「壊れてないか?」とバイブを渡されたという。「この淫乱娘が!」とバイブでめった打ちにする父じゃなくて良かった。

この父の頭上にバイブが落下した件は、コイサンマン事件と名づけられた。まさにJJにしかつけられないタイトルだ。

そんな逸話をもつ彼女らも「あの性欲はどこへ行ってしまったのかしら…」と空を見つめている。
私自身もそうだ。20代の頃はテストステロンの太鼓の音がドンドコドコドコと鳴り響き、やたらムラムラしていた。だが35歳を越えた頃から太鼓の音が静かになり、41歳の今は「母さん、ぼくのあの太鼓、どこへ行ったんでしょうね…」と空を見つめている。

とはいえ、夫とはごくたまにセックスしている。それは「セックスコラムを書く者として、現場感を失うのはいかがなものか」という職業意識からだ。そのため夫とセックスする前は、エロBLなどを読んでエロスを補給する。ムラムラするからやるんじゃなく、やるためにムラムラを製造している。

もし私が物書きじゃなければ、夫はもともと性欲薄夫だし、我が家のセックスは消滅していたかもしれない。だから「フネ先輩、マジリスペクトっす!」と言いたい。

サザエさんのフネさんは52歳、波平さんは54歳、末っ子のワカメは8歳。つまりフネさんは43歳頃までセックスしていたことになる。ハゲは絶倫と言われるし、フネさんも割烹着の下は性欲ゴリラなのかもしれない。そういえば、あの小保方さんも性欲が強そ(自主規制)

割烹着つながりはさておき、磯野家はふすまで仕切られた長屋でやりにくそうだし、性の匂いが皆無だが、意外とセックスフルな家庭のようだ。
ちなみにサザエが通っていた女学校は、あわび女子学園というらしい。

「ロウソクの炎が消える寸前に燃え上がるように、女は40を越えると性欲に火がつく」と言われるが、私の周囲にメラメラしているJJは見当たらない。
エロババアを自称する岩井志麻子先輩など、作家界や芸能界ではメラメラ系のJJを見かけるが、やはり稀有な存在ではないか。瀬戸内ジャッキー先輩は「煩悩を捨てるために出家した」と語っておられるが、出家しないと捨てられないほど煩悩の埋蔵量が多かったのだろう。

サウジアラビア並みの油田を持つ者もいれば、「私の煩悩の量は2バレルぐらい」という者もいる。昔は大量のバレルを誇っていても、加齢とともに枯れてくるのが一般的ではないか。

かつて「セックス番長」と呼ばれていた女友達は、世界を股にかけるキャリアウーマンで、世界中の男を股に招いていた。だが結婚して二児の母となった今は「仕事と育児の両立が大変すぎて、ムラムラする余裕もない」と言う。

日本はお母さん方が血反吐を吐きながら子育てする修羅の国。日本人女性の睡眠時間は世界一短いとも言われる。
独身時代の番長は「ギリシャ人と地中海で水中セックスしたらカンジダになった、マンコがかゆい」とか言っていたが、今はやらなさすぎて粘膜が乾燥してかゆいのだとか。

日本人のセックスレス原因の1位は「忙しいから」だそうだ。忙しすぎてセックスする余裕がない、そんな修羅の国において、比較的余裕があるのは高齢者だろう。

ホテル街の近くに住む友人は「ラブホから出てくるのは、おじいさんとおばあさんのカップルばっかり!」と言っていた。知り合いのライターさんは「うちの70代の母、父が死んだ後ノリノリで『婚活パーティーで出会った彼氏とBまでいった』とかノロけてくるんです…」と嘆いていた。たしかに親のBの話は聞きたくない。

ちょいワルジジが昼間から美術館にナンパに行けるのも、ヒマだからだろう。
だがヒマだからといって老害を撒き散らすのはよくない。週刊ポストで「20代を抱いて死にたい!」という特集があったが、「抱かれたくない!」という側の声に耳を傾けるべきだ。
枯れ専といわれる女子もいるが、文字通り「枯れ感」に萌えるわけであって、ギラギラと黒光りしたジジイに需要はない。

『SATC』でサマンサが富豪のおじいさんとベッドインするが、途中でトイレに立ったおじいさんのヨボヨボの尻を見て「無理!」と逃げ帰るシーンがある。
初めて見た20代の時は「たしかに死を連想してしまうし、メメントモリな気分でビッシャビシャになるのは無理だよな」と思った。けれども自分がJJになり、頻尿気味で尻もヨボヨボ気味になると、おじいさんサイドに共感する部分もある。

とはいえ、私だったら「若い男にこの体を見せるのは…」と躊躇する。若くてピチピチの体よりも、同世代のゆるんだ体の方が「お互いさま感」があって、やりやすい気がする。おじいさんサイドは逆に、死から遠そうな若い肉体に惹かれるのか。

「私もどうせやるならピチピチとやりたい!」と主張するJJもいる。
問題は誰とやるかだが、昨今、熟女好きを自称する若者も増えている。だが知り合いの20代男子は「熟女、好きなんですよ~!森高千里とか」と言っていた。
森高千里はリサリサ先生と同じ「不老系JJ」のジャンルであり、彼のいう熟女枠に五月みどりは含まれない。かまきり夫人なんて聞いたこともないだろう。

とはいえ、AV界には熟女を越えた「老女モノ」というジャンルもある。70代のAV女優さんが出演する『祖母と孫』『うちのお婆ちゃん』等のシリーズも出ている。
その手の作品を好む人々は、おばあちゃん子だったのだろうか。シャアは“母なる者”を求めたが、“婆なる者”は母よりもっと無条件に受容してくれそうだ。
なんにせよ幼女好きより老女好きの方が二兆倍マシだし、いずれRJ(老女)に進化するJJとしては、ありがたい存在かもしれない。

一方「私はおじいちゃん子だったから『うちのお爺ちゃん』シリーズを観たい!」というニーズは少なさそうだ。女性向けAVでも70代の男優さんは見たことがない。私もどうせなら若く美しい男女のからみを見ながら「乳輪の照りが違うわ~」とため息をつきたい。

かつては私も乳輪がツヤツヤだった時代があった。当時は若さゆえの傲慢さもあったと思う。
20代の頃、薄毛の男性と付き合ったことがある。その彼は仗助なみに髪に敏感で、ハゲを隠すのに必死だった。傲慢だった私は「ハゲを隠す方がみっともない」と思っていたが、もし今「ヨボヨボの尻を隠す方がみっともない、ハイレグ水着を着ろ」と言われたら、断固拒否する。

ちなみに薄毛の彼とセックスする時は「頭に触らないようにしなきゃ、ヘタに触って抜けたら悪いし」と気をつかった。以前のコラムに登場した、カツラ田カツオさんと付き合う女友達は「ヅラはもっと気をつかう、ヘタに触ってズレたら困るし」と言っていた。「だからヅラをカミングアウトされて、2人の時は脱いでくれるようになってホッとした」と語る彼女。

カツラ田さんもヅラを脱いでくつろげたのか、ある日、ホテルにヅラを忘れるという珍事が発生した。
友人いわく「ヅラを装着せずに、車でホテルを出たんだよね。しばらくして『あ、ヅラがない!』と気づいたんだけど、彼はホテルに取りに行くのを恥ずかしがって」。
そこで翌日、彼女がホテルにヅラを取りに行ったらしい。「フロント係がビニール袋に入れたヅラをうやうやしく渡してくれたけど、絶対、裏で爆笑してたと思う」

そんな優しい彼女だが「せっかく手元にヅラがあるんだから、すぐに返すのは惜しい」と思い、その足で女友達の家に向かったそうだ。そして2人でヅラを逆さまにかぶったり、股間にのせたりして、ゲラッゲラ笑いながら写真を撮ったという。
その写真は“ヅラ遊び”というフォルダに保存されており、私もそれを見てゲラッゲラ笑った。皆さんもヅラ男性と付き合う機会があれば、ヅラ遊びの写真をインスタにあげるといいだろう。

話がズレたが(ヅラだけに)、考えてみるとセックスフルなJJ仲間も3人いる。その3人に共通するのは、10歳近く年下の夫や彼氏がいることだ。
彼女らは「やっぱり勃起力が違う、朝なんて股間が木下大サーカス」とJJらしい比喩で語り、「私なんてここ数年、テントが張ってるのを見たことない…!」とノーセックス派のJJたちは感嘆する。ゴールデンカムイのチンポ先生のように、老いてもビンビンの中年男性は珍種なのだろう。

とはいえ「私も若い彼氏がほしいな~」と羨む声は少ない。なぜなら、体力に自信がないからだ。
先日、JJ会でカラオケに行ってSPEEDの曲を歌い踊った。私は「BODY & SOUL!」と足を上げたら股関節がバキッとなってうずくまった。みんな「Go! Go! Heaven」と歌いながら息も絶え絶えで、天国に旅立ちそうになっていた。
そんな体力に自信のないJJは、ぶつかり稽古みたいな激しいセックスはできない。

年下の夫や彼氏がいる友人たちはセクシーな美魔女系ではなく、登山やマラソンが趣味の体育会系だ。マドンナ先輩やジェニファー・ロペス先輩もキレッキレのダンスをキメながら、若い男とセックスをキメている。やはり決め手は体力なのかもしれない。

体力の衰えは日々実感するが、私はJJになって楽になった。
若い頃は「この若い時間と肉体がもったいない、有効活用しなければ」みたいなプレッシャーがあって、それが結構キツかった。夏!海!花火!セックス!みたいな若者ライフをエンジョイしなければダメな気がしていた。

それがJJになると「熱中症になるし、人混みとか無理だし、シミ以上に皮膚がんが怖い」と堂々と引きこもるようになった。「水着でプールパーティーが人気」とか聞いても「わしらには関係ないし」と耳に入らなくなった。まさに「今日耳日曜~」状態で、自分に必要のない情報をスルーできるのは楽だ。
40にしてようやくリア充の呪いが解けたのかもしれない。

今はエアコンのきいた屋内でJJ会するのが何よりも楽しい。女同士で何時間もしゃべり続けると、たまったものが全部出てスッキリする。女はトークで射精ができるから、ノーセックスでも幸せなのかもしれない。そう考えると、女に生まれてよかったな~と思う。
これからはJJ会のことを射精大会と呼ぶことにしよう。

 

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