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2017.08.18

山好きも、山初心者も必見! 47都道府県「日本百低山」ガイド その17

石川の「名低山」は、医王山、大嵐山。

石川の「名低山」は、医王山、大嵐山。

北海道から沖縄まで、ふるさとの「名低山」100座を山岳ガイド協会所属のプロが紹介した『日本百低山』(日本山岳ガイド協会編)より、各都道府県の「名低山」をご紹介。
第17回は、石川の「名低山」、医王山、大嵐山から、「大嵐山」を。

大嵐山 ooarashiyama 白山市 1204m

黄葉のブナ林と白山遠望
静かな山歩きを楽しめる

白山の眺望に恵まれ、晩秋にはブナ林の黄葉の中、静かな山歩きが楽しめる。ミズバショウの群落地として知られ、恐竜や動植物の化石が多数見つかり、国の天然記念物に指定された「桑島化石壁」もあって、恐竜の里としても有名だ。

林道を使うため、マイカー利用をお勧めする。金沢方面から白峰へ、国道157号を走り、桑島集落の桑島大橋を渡り左折。次の標識を右折し、百合谷林道に入る。林道は舗装されており、桑島大橋から20分ほどで標高約880メートルの駐車場に到着する。約50台は駐車できる。案内看板、沢水を引いた水場、トイレ、あずまやがある。

この駐車場の水場横から登山が始まる。山頂までの標高差は320メートル余り、距離は約1.3キロだ。百合谷峠まで登山道の左右の木々には名札がつけられており、ミズナラ、ウワミズザクラ、コシアブラ、リョウブ、ホオノキ、ブナ、スギ等が見られる。ミズナラ、ブナの黄葉の中、緩やかな上りを20分ほどで峠へ。大嵐山へは右へ。真っすぐ行けばミズバショウ群落地の水芭蕉園。左は展望コースだ。峠を右折すると、道幅が狭いやせ尾根を進む。木々の間、左前方に大嵐山、その左には遠く白山の大汝峰(2684メートル)が望める。やがて、標高1017メートルの肩に出て、広々とした百合谷ブナ林になる。若いブナの林だが、古木も交ざり、美しい場所だ。一息入れたい。

ブナ林を少し上ると、左下後方に手取川ダムが見える。左手にブナの大木が現れると、山頂への最後の急登。傾斜が緩くなり、スギが多くなると山頂だ。大嵐山の標識もある。三角点はなく、スギとシャクナゲで覆われ、頂上らしい広場もない。

ただ、白山の方向が切り開かれており、正面に鳴谷山、その後方に白山の峰々が一望できる。右端に御前峰(2702メートル)、その左へ大汝峰、四塚山、天池などが連なる。この山並みが尾添尾根で、古い白山登山道、加賀禅定道が刻まれている。

下りは百合谷峠まで戻り、展望コースへ。美しいブナ林と緑鮮やかなヒメコマツの林が、この山を思い出深いものにするだろう。
(日本山岳ガイド協会正会員 黒川正博)

ガイドの目
登山道に危険な箇所はないが、山頂からの下りが急なので足元に注意。体力に自信がない方は、百合谷峠から直接駐車場に下山すれば良い。
この山はミズバショウの季節にぜひ訪れたい。ゴールデンウイークが見頃だ。子ども連れなら白山恐竜パーク白峰も。
林道は積雪期通行止めになる。12月に入ったら状況を確認してほしい。
名物に固豆腐と、とちもちがある。食べてよし、お土産にもよし。温泉は麓にホテル八鵬があり、白峰には白峰温泉総湯、白山を望む白山天望の湯がある。

参考タイム
駐車場(20分)−百合谷峠(15分)−百合谷ブナ林(40分)−大嵐山(40分)−百合谷峠(15分)−駐車場、百合谷峠から展望コース(50分)−駐車場

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