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2017.08.10

山好きも、山初心者も必見! 47都道府県「日本百低山」ガイド その9

栃木の「名低山」は、社山、二股山。

栃木の「名低山」は、社山、二股山。

北海道から沖縄まで、ふるさとの「名低山」100座を山岳ガイド協会所属のプロが紹介した『日本百低山』(日本山岳ガイド協会編)より、各都道府県の「名低山」をご紹介。
第9回は、栃木の「名低山」社山、二股山から、「二股山」を。

二股山 futamatayama 鹿沼市(南峰) 570m

日光連山望む双耳峰
スリリングな岩場は避けて

栃木県鹿沼市の西にあるどっしりとした双耳峰で、日光連山や古賀志山の展望が素晴らしい。登山口は3カ所あり、どこからでも山頂まで1時間半以内で登れる。今回は下久我・岩の下から登り、下沢・大関に下る横断コースを紹介する。

岩の下バス停で下車、少し戻ると北側に点在する農家と杉林の間の道に黄色い標識(林
道岩渕線)がある。これが登山口だ。右側に杉林を見ながら進むと二股山への小さな道標
がある。直進すると10台ほど駐車可能な広場となり、ここが林道の終点。

登山道は杉林の中を流れる細い沢沿いに続く。雪による倒木が多く、しばらくくぐったりまたいだりする。やがて枯れ沢になり岩石の交じる道となる。左手に岩渕の滝と称される小さくて端正な滝がある。杉木立の中の道はジグザグ登りとなる。平たんな尾根筋に出
ると、その先は直登に変わりNHK送信所に出る。

北峰の山頂は送信所のすぐ先で、東側に古賀志山などや鹿沼市街が広がる。石の祠が置かれ南側は十数メートルの断崖となっている。固定ロープが設置され、岩登りの心得がある人なら冒険的体験を楽しめるが、一般的にはお勧めできない。頂上から少し戻り、北峰・南峰の道標から左手へ、迂回路へ下るのが無難だ。岩場の下を回り込むとすぐに両峰の鞍部に出る。

三角点のある南峰へは立木と固定ロープを補助に東斜面を登る。急勾配なので慎重に。頂上は大きく開けた北西方面に、男体山をはじめ日光の山々がびょうぶのように連なる。周辺には珍しいヒカゲツツジの群生があり、4月中旬は素晴らしい花模様を見せてくれる。

南峰から下るとすぐに展望台で、開けた尾根筋の一角に出る。群馬県境の山々が幾重にもなってかなたに浮かぶ。下沢、加園方面の道標から急勾配の杉木立と雑木林の中をジグザグに下る。加園との分岐を左へ取り、ベンチをやり過ごし下ると道は細い流れに沿うようになる。麓に出たら下沢集落を真っすぐに進み、街道に出て大関橋を渡ると、下沢大関橋バス停は目と鼻の先だ。ただ本数が少ないので事前に確認を。
(日本山岳ガイド協会正会員 大蔵喜福)

ガイドの目
短時間で登れるが、急傾斜がある。ストックを持参し、安全に気を配ってほしい。冬季は枯れ葉と霜柱に注意。滑る。下沢登山口には無料貸し出しのつえが用意されている。使用後は返却を忘れずに。
地元有志により下沢、下久我、加園を起点とする回遊コースが開拓され、登山口、頂上などの道標に略図が表記。新しい道標とともに迷わないための安全対策が行き届いている。
ルートには水場がなく、トイレもない。

参考タイム
岩の下(20分)−林道終点(1時間)−北峰(15分)−南峰(5分)−展望台(10分)−加園分岐(45分)−下沢登山口(20分)−下沢大関橋

 

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