今人気のパワースポット、伊勢神宮。
その伊勢神宮の周辺には、「ユダヤ」の印がいくつもあるようですよ。
鶴田さんは、それを実際に見に行きました。すると……!?
本当のことはわかりません。でも、何か不思議なつながりを感じて、古代へ思いを馳せるのって、楽しいですね!

***↓↓ためしよみをどうぞ!↓↓***
神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』の中から、
途中途中を抜き出ししています。詳しくはぜひ、本書をお読みください!

東の国の六芒星

 国内でユダヤと縁のある場所は色々あるけれど、どこから訪れよう?……と考えている時、NHKから「サミットに向けて伊勢志摩を紹介する番組を作りたいので、そのナビゲーターをやってもらえないか?」という出演依頼が舞い込んできました。
 願ってもないタイミング。ネットで色々と検索をしてみると、伊勢志摩には、伊勢神宮はもちろんのことですが、他にも伊雑宮(いざわのみや)という神社があって、ユダヤとの繫がりが深そうでした。

 この伊雑宮、色々と曰(いわ)く付きの神社のようで、色々な人が色々な仮説を立てて、そこに横たわる物語を妄想していました。
 その昔、伊雑宮の鳥居の前にある石灯籠(とうろう)には、ユダヤのマークである六芒星(ろくぼうせい)が彫られていたそうです。「イザワ」とは「イザヤ」を意味するのではないか? つまり「イザワの宮」とは、「イザヤ」の「宮」である可能性があるというのです。  
「イザヤ」とは、紀元前8世紀にユダ王国で活躍したユダヤの預言者です。時は、ちょうどアッシリアによってイスラエル王国が侵略された頃。イザヤはイスラエル王国とユダ王国にいた同胞に国家崩壊の危機を叫び、国を出たのかもしれません。もしそうだとしたら、「失われた10支族」のように、その後、シルクロードを渡り、日本にたどり着いた可能性があります。
 日本の国産みをしたイザナギもイザヤに由来しているという記述をネットで見つけました。イザヤとは、ヘブライ語で「神の救い」という意味を持ち、「ナギッ」とは君主を意味します。だからイザナギとは「神の救いの君主」「イザヤ王子」という意味になるのだそうです。
  >>>http://www.historyjp.com/article.asp?kiji=50

「旧約聖書」(イザヤ書24章15節)の中に「東で神を崇あがめ海の島々(海沿いの国)でイスラエルの神、主の名を崇めよ」
 という言葉があります。イザヤをはじめユダヤの人々は、その言葉を胸にシルクロードを渡り、この伊雑宮までたどり着いたということなのでしょうか?

 あるサイトによると、伊雑宮の神職は古くから「伊雑宮が日神(=太陽神)を祀る社であり、内宮(ないくう)・外宮(げくう)は星神・月神を祀るものである。つまり、伊雑宮が正統な伊勢神宮である」という説を唱えていたそうです。それを裏付けるものが、聖徳太子によって編纂されたとされる神道の経典「先代旧事本紀大成経(せんだいくじほんぎたいせいきょう)」でした。しかし、内宮・外宮の神職がこの書の内容について江戸幕府に正しいのか否かを求めた結果、この書は偽物であるとされてしまったのです。この事件は「先代旧事本紀大成経事件」と呼ばれました。しかし今でも、その説をもとに、「本当の神宮は〝伊雑宮〞なのではないか?」などと言っている人もいるようです。
  >>>http://cultural-experience.blogspot.jp/2015/01/blog-post_34.html

 また、伊勢神宮の灯籠にも六芒星が彫られているというのは有名な話ですね。この二つの神社に彫られた六芒星は、一体、何を意味するのでしょうか? 謎に包まれたままです。
 
 さて、話を戻します。私は伊勢神宮へは何度も足を運んでいますが、伊雑宮は初めてです。

雑宮の鎮守の森にある2 本の大きな杉の木
photo by Mayu Tsuruta

 番組の撮影だったため、今回は初めに、本来は立ち入り禁止区域である、内宮の後ろに広がる神宮の森へ特別に入山させて頂きました。ちょうど春だったために、根っこがニョ
と広がる原始の森は、新緑に桜が混じって、淡い萌葱(もえぎ)色になり、とても美しかったです。
 しかし驚いたのは、伊雑宮の裏に広がる森を案内して頂いた時です。森の奥には2本の立派な杉の木が立っていました。どちらの木も、我が愛犬のつやつやとした毛並みのような木肌を持ち、幹は太く、大地から沢山のエネルギーを吸い上げて、堂々と佇んでいるようでした。そして、下草である羊歯までもが、健康優良児のごとくのびのびと力漲(みなぎ)るように生えていたのです。
 こんなにパワフルな森は今まで見たことがありませんでした。植物が元気ということは、土地にパワーがあるということなのだと思います。やはり、ここは特別な場所!
 それがユダヤとどう繫がっているのかは宮司(ぐうじ)さんに聞いてみてもわかりませんでしたが、とりあえず、この土地のバイブレーションを感じて保留にしておこう、と思いました。

***

ゾクゾクしてきましたね! 次回もお楽しみに!

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定

◇鶴田真由さんの、神様を辿る旅のエッセイはこちら。

鶴田真由『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』

全国の書店にて、絶賛発売中!
→試し読み・電子書籍はこちら
→書籍の購入はこちら(Amazon)
→書籍の購入はこちら(楽天ブックス)

“日本の神々の物語"を辿っていると、ふしぎふしぎ。「エルサレム」という言葉にたびたび出会う。さらに、行く先々で出合う、偶然すぎる偶然。つながっていく意外な縁。少しずつ開いていく、謎の扉。ついに、世界の“聖なる秘密"に触れてしまったかも……!? これはもう、イスラエルに旅立たなくては!
伊勢、諏訪、剣山、沖縄を経て、「聖書」が生まれた国へーー。
「古事記」で始まった旅が、いつしか世界ミステリーツアーに。神々の「暗号」を辿った、ふしぎなふしぎな旅エッセイ。

 

◇「古事記」を辿る旅を書いた前作も、ぜひどうぞ!

鶴田真由『ニッポン西遊記 古事記編』

全国の書店にて、絶賛発売中!
→書籍の購入はこちら(Amazon)
→書籍の購入はこちら(楽天ブックス)

「古事記」をたどって、八百万の神々のもとへ―。出雲、熊野、伊勢、高千穂、オノコロ島…。「物語」の先にある聖なる世界は、圧倒的な輝きに満ちていた―。神秘に出逢いたい人のガイドにも! 神憑りな珍道中を綴る旅エッセイ。