ほとんどの本屋には取次と呼ばれる問屋から、(1)店で売れた本や、後から気が付いて注文した本、(2)その日に発売になった新刊が毎朝届きます。荷物の量は店の大きさや売上により様々ですが、Titleは小さな店ですので、本が入っている箱は平均すれば一日に4~5箱くらい、雑誌が入っているビニール包みが2~3個くらいというところです。

一つ一つの箱を開けていく時は、何年この仕事をしていてもドキドキするものです。その日に発売になった新刊の箱を開けると、はじめて目にする本がピカピカ光って出できます。その本の装丁や持っている雰囲気をそこで確かめ、「Titleで売れる本かどうか」を判断しながら、置き場所を決めていくのです。
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◯連載「本屋の時間」は単行本でもお楽しみいただけます

連載「本屋の時間」に大きく手を加え、再構成したエッセイ集『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』は、引き続き絶賛発売中。店が開店して5年のあいだ、その場に立ち会い考えた定点観測的エッセイ。お求めは全国の書店にて。Title WEBS
◯2026年4月10日(金)~ 2026年4月26日(日) 本屋Title2階ギャラリー
本屋Titleでは6年ぶりとなる中野真典さんの展示を開催します。たくさんの花の絵が、会場を埋め尽くします。約80枚の絵のほか、「家守り」という小さな木の家や、マッチ箱ほどの大きさの「お守り」も並びます。作家のあたらしい世界をご覧ください。
◯2026年4月28日(火)~ 2026年5月12日(火) 本屋Title2階ギャラリー
絵本『こくとう ぴょ~』出版記念原画展
高橋久美子さんの農作業を描いた、加藤休ミさんの絵
絵本『こくとう ぴょ~』(高橋久美子・作 加藤休ミ・絵 あかね書房刊)の出版を記念し、原画展を開催いたします。加藤休ミさんの迫力ある原画をご覧ください。また本書のお話を担当された、高橋久美子さんの畑と作業風景の写真やエッセイも併せて展示。土から生まれたサトウキビが、黒糖になるまでを追体験してもらえたらと思います。
*会期中の5月10日(日)、高橋久美子さんをお招きしての、お話&黒糖食べ比べ会「お砂糖ができるまで」を行います。詳しくはこちらをご覧ください。
◯【お知らせ】NEW!!
旅のことば|〈わたし〉になるための読書(9)
「MySCUE(マイスキュー)」 辻山良雄
今回は、記憶のポケットに残る、たよりなくも美しい「旅のことば」をたどってゆきます。素敵な2冊をご紹介。
NHKラジオ第1で放送中の「ラジオ深夜便」にて本を紹介しています。
偶数月の第四土曜日、23時8分頃から約2時間、店主・辻山が出演しています。コーナータイトルは「本の国から」。ミニコーナーが二つとおすすめ新刊4冊。1週間の聴き逃し配信もございますので、ぜひお聞きくださいませ。
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本屋の時間

東京・荻窪にある新刊書店「Title(タイトル)」店主の日々。好きな本のこと、本屋について、お店で起こった様々な出来事などを綴ります。「本屋」という、国境も時空も自由に超えられるものたちが集まる空間から見えるものとは。














