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女の子がいつまでもネットの第一線に立ち続けるために〜はあちゅう×りょかち特別対談

2017.06.01 公開 ツイート

はあちゅうは経歴をずっと着替え続けている? はあちゅう/りょかち

『インカメ越しのネット世界』の出版を記念して書籍にも収録されている、はあちゅう×りょかちの特別対談「女の子がいつまでもネットの第一線に立ち続けるために〜」の一部を大公開します!

はあちゅう りょかちさんは今に至るまで、どういうネット経歴なんですか?

りょかち 私は小学校のときにパソコンを親からもらって、ジャニオタだったので2ちゃんねるの芸能系スレをずっと見ていましたね。あと、作家さんが好きだったので、吉本ばななさんの日記が毎日更新されるのを、楽しみに見ていたり。

小学生の頃にはガラケーを持って、高校でデコログとかを使って。大学生でちゃんとスマホを持ち始めて、ツイッターを始めてから急にSNSを見る頻度が上がって、大学時代はもうずっとネットに接続していました。そのうち、発信するのが好きになったという感じで。

はあちゅう 私のことはいつ頃知ってくださったんでしょうか?

りょかち 京都の学生イベントですね。私、関西出身なので。それからブログとかを見るようになって。

 はあちゅうさんっていう存在そのものがもうメディアじゃないですか。SNS就活ブームが落ち着きつつも、「個人がSNSを通して有名になる」というケースが流行って学生の中でもフォロワー数が多いやつがスゴイという風潮が蔓延する中で、社会人として生き方がメディアになっている、はあちゅうさんはすごく憧れでした。

 それに女の子って、ポッと出ては消えていく人が多いと思っていたんですね。アイドルがいつまでもヒラヒラしたスカートを履いていることが出来ないみたいに、同じようなキャラクターで、同じようなポジションで年をとっても成功し続けるって本当に難しいと思うんです。

でも、はあちゅうさんは大学生から社会人になってもブロガーとして成功して、次に作家としてキャリアを積んでいるという感じで、どんどん自分の服を着替えてますよね。ずっと誰かの第一線、憧れであり続けるってすごいなと思っています。

はあちゅう でもそれは、りょかちさんが私をずっと見ててくれているからであって。一般の人からしたら、私はまだ知名度がなくて、ずっとブレイクしたいって思い続けてるんですよね。いつ私のブレイクが来るんだろうって思いながら仕事してます。

 世の中に認められたいって気持ちが常にあるから、まだたどり着いてないって気持ちの方が大きいですね。例えば、書籍で何十万部、みたいなわかりやすいインパクトのある成功にたどり着いてないので、まだ認めてもらえてないって常に思っています。

りょかち はあちゅうさんにとってのブレイクって、書籍何十万部とか『君の名は。』みたいなことですか?

はあちゅう 例えばテレビに出ることがブレイクだと思う人がいるのであれば、それはブレイクと思われる活動をしてるかもしれないんですけど、私にとっては違うんですよね。テレビはPRの手段のひとつとか、新しい体験を得る場所であって、キャリア面での実績とはあまり思えないんです。

 私にとっては本で売れることが一番大事だし、本が好きな人に認めてもらいたいんですね。最終的な目標としては、本が好きな人、本で私を知ってくれた人をネットに持ってくることなんです。『月刊はあちゅう』のようなネットと紙を連動させた活動をこれからも継続していきたいです。今はネットで知ってくれてる人が多いので、本の人をもっともっとネットに引き込まなきゃっていう気持ちがありますね。

りょかち へえ、すごい! ネットの人からすると大スターだと思いますけどね。

はあちゅう そんなことないですよ。でもなんだろうな。本業がタレントでない場合は、ネットで発信している人の方がテレビだけで活動する人より、賞味期限は長いなって思いますね。

 テレビって呼んでもらうメディアだけど、ネットは発信さえしていれば誰かが見つけてくれたり、話題になったりしますよね。私は発信をやめないというのが一番強いと思います。

 学生時代にブログをやってたのにやめちゃった人って多くて。それぞれ幸せな人生を送っているけど、私は発信し続けていて、それが仕事につながっているから、ひとつの強みになっていると思います。

りょかち いや、それでも続けられるってことがすごいと思います。

はあちゅう そうですか? でもネットだから出来るんですよね。テレビってやっぱり事前準備やかかるプレッシャーのことを考えたら、常に旬でいられる人って今までの芸能界の中で少ないと思うんですよ。でも、ネットって家からパジャマでいても世界へ発信出来るので、そこはネットがやっぱり合っているということですね。

りょかち でも今っていろいろなメディアがあるじゃないですか。noteもあるしツイッターもあるしインスタグラムもあるし。めちゃくちゃ発信してて大変、という感じはないんですか?

はあちゅう 全然感じないです。全部趣味です。

りょかち へー! すごい!

はあちゅう ネットのないところに行くのが苦痛すぎて、ジャングルの奥とか絶対行きたくないです。

りょかち (笑)。それはめっちゃわかります。Wi-Fiつながらないだけで、憂鬱になります。ほんと。

はあちゅう なんかWi-Fiがないと……。

りょかち 生きてる心地がしない、あんまり。

はあちゅう そうですよね。ネット中毒です。私は、もともと人の生活見るのがすごい好きなんですけど、ネットにつながって誰かが生きてるのを感じたり、自分で発信するのも好きです。

りょかち めっちゃ発信してますもんね。

構成:ミノシマタカコ
撮影:菊岡俊子

(つづきは6月7日に公開予定です)
 

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幻冬舎plusでの連載「インカメ越しのネット世界」はこちら
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はあちゅう ブロガー・作家

ブロガー・作家。慶應義塾大学法学部卒。電通コピーライター、トレンダーズを経てフリーに。「ネット時代の新たな作家」をスローガンに、媒体を横断した発信を続ける。2018年7月にAV男優・しみけん氏との事実婚を発表。2019年9月に第一子を出産。『仮想人生』『「自分」を仕事にする生き方』『恋が生まれるご飯のために』(すべて幻冬舎)、『旦那観察日記』(スクウェア・エニックス)、『半径5メートルの野望』『通りすがりのあなた』(ともに講談社)など著書多数。
ツイッター・インスタグラム:@ha_chu

りょかち

1992年生まれ。京都府出身。神戸大学卒。学生時代より、ライターとして各種ウェブメディアで執筆。「自撮ラー」を名乗り、話題になる。新卒でIT企業に入社し、WEBサービスの企画開発・マーケティングに従事した後、独立。コラムのみならず、エッセイ・脚本・コピー制作も行う。著書に『インカメ越しのネット世界』(幻冬舎刊)。その他、幻冬舎、宣伝会議(アドタイ)などで連載。

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