「アラサー」時代に書いた女の「たけなわ期」にまつわるあれこれ。「アラフォー」になって再考してみました。サーからフォーへの峠を越えて、分かったことは……?

回転寿司と昔の恋(サー篇)

 先日、おいしいと評判の回転寿司屋に友人を連れて行った。回転寿司とは言っても、カウンターには店員に直接手渡す注文票が置いてあり、ほとんどの客はそれを使って出来たての寿司を楽しんでいる。私と友人もさっそく注文票と鉛筆を手にした。私がメニューを眺めて最初の一皿目を何にするか熟考していると、友人は目をキラキラと輝かせながらすでに鉛筆を走らせている。どれどれ、と彼女の注文票をのぞきこみ、私は絶句した。そこには「ウニ3皿 トロ3皿 イクラ3皿」とデカデカと書かれている。ちょっと、そんな頼み方したら、一気に9皿来ちゃうよ! たじろぐ私を気にもせず、彼女は注文票を板前さんに元気よく手渡した。

ここから先は会員限定のコンテンツです

幻冬舎plusの会員登録(無料)をすると…すべての会員特典を見る
  • 会員限定の記事が読み放題に
  • 会員限定イベントに参加できる
  • プレゼント抽選に参加できる
  • ストア利用でポイントが貯まる

会員の方はログインして続きをお楽しみください

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

瀧波ユカリ『女もたけなわ』
長い女の一生で、恋に仕事に遊びに全力で取り組む時間と体力があり、最高に盛り上がっている時期が、女の「たけなわ」。でも「たけなわ期」は、恥をかいたり、後悔したり、落ち込んだりの連続。そんな茨のたけなわ期を滑って転んでを繰り返しながら突っ走って見えてきたのは……。煩悩を笑い飛ばす、生きるヒント満載の反面教師的エッセイ。

→試し読み・電子書籍はこちら
→書籍の購入はこちら(Amazon)