こどものころ、冬の朝がきらいでした。
 朝、眠くて寒くて、起きるのがいやでいやでしょうがない。このまま温かい布団に永遠にくるまっていたい。けれど起きないと、お母さんは怒っているし、学校に遅刻したら先生にも怒られるだろうから、それはそれでめんどうくさい。
 健康体で小心者の私は、時刻どおりに起きて学校に行く以外に選択肢はありませんでした。

 起きるのもいやですが、起こす方もいやだったでしょう。

ここから先は会員限定のコンテンツです

幻冬舎plus 4周年キャンペーン中。豪華賞品が総計100名様に当たる
幻冬舎plusの会員登録(無料)をすると…すべての会員特典を見る
  • 会員限定の記事が読み放題に
  • 会員限定イベントに参加できる
  • プレゼント抽選に参加できる
  • ストア利用でポイントが貯まる

会員の方はログインして続きをお楽しみください

この記事をシェア
この連載のすべての記事を見る

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

山田マチ『ひとり暮しの手帖』

希望小売価格:400円(税別)
→試し読み・電子書籍の購入はこちら(幻冬舎plus)
→電子書籍の購入はこちら(Amazon)

実家をはなれて、およそ20年。
これまでも、きっとこれからも、ひとり暮し。
ここには、ひとり暮しのいろいろなことを書きつけます。
このなかのどれかひとつくらいは、あなたの心に届くかもしれない。
いや、ぜんぜん届かないかもしれない。
そんなふうな、これは、ひとり暮しの山田の手帖です。

 


山田マチ『山田商店街』
→書籍の購入はこちら(Amazon)