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2017.02.13

第3回

看護師さんの食事介助の技術に舌を巻く

中山 祐次郎

看護師さんの食事介助の技術に舌を巻く

福島第一原発から22キロ、福島県双葉郡広野町にある高野病院は、震災後も1日も休まず診療を続けてきました。病院でただ1人の常勤医として、地域の医療を担ってきたのは高野英男院長。その高野院長が、2016年末に火事でお亡くなりになり、病院の存続が危ぶまれる事態になりました。その報に接し、2017年2月~3月の2カ月間、高野病院で常勤医として働くことを決めた中山祐次郎さん。中山医師が、高野病院での日々を綴ります。

* * *

【Day2】

早めに家を出て「ロッコク」で病院に向かう。冷たい空気を強い陽射しが突き刺す、少し寂しさを感じる朝。

車を運転しながら、ぼんやりとFM福島が聴こえる。そういえば鹿児島にいた頃もFMを聴いていた。地元の有名DJ、名前なんて言ったかな。DJポッキーだ!思い出した。南国らしい名前。

7:40には家を出たはずなのに、ずいぶんとひどい渋滞に巻き込まれた。何千人もいると言われている、復興の作業員さんの車だ。トラックもたくさんいる。己保理事長が「朝晩はロッコクはひどい渋滞です」と言っていたのはこのことだったのか。車内の暖房がきいて眠くなって来たので、車の窓を開ける。

のろのろと車の列が進むと、途中、車の事故があった。軽自動車のフロントが大きく凹んでいる。

待てよ……怪我人はどこ?

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