前回、「私が実在するという感覚」は、手を替え品を替え、亡霊のようによみがえってきては、あらゆるものにとりつこうと取り憑こうとする、と記しました。それは、「空(くう)」についてすら、取り憑こうとします。

 最近の、修行僧からのレポートに、こんなものがあったことが、思い起こされます
「この心には、本っ当に何もないのですね。何もない中で、生じては滅するものたちが生まれたり消えたりしているだけで、何もないんです。これは、楽ですね。修行を続けてきて良かったと思います」と。

「何もない」、ええ、それは半分、真実に触れています。けれども、この修行僧には引っかかっているポイントがあります。それは何でしょうか。

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