毎日を1%ずつ新しく生きる! 刺激と感動のマガジン&ストア

★がついた記事は無料会員限定

2017.01.05

隣の人気店をパクれ! それでもめちゃうま〔ソフトシェルクラブのフリット〕

ツレヅレハナコ

隣の人気店をパクれ! それでもめちゃうま〔ソフトシェルクラブのフリット〕

ベトナムには、「人気店ができると、よく似た店が隣にできる」という法則があるらしい。
気概のある人が「これぞ!」という名物料理を出して流行り始めると、
「じゃあ、俺もやるわ」的にまったく同じようなものを身も蓋もなく出す新店。

あくまでも人気店のおこぼれ客をいただくのが目的なので、
「元祖店を越えてやる!」的な野望もなし。
その業種に全く関係なかった人が始めることもあるというのもおそれいる…。
実際、よくわからず来てしまった観光客がうっかり入ることも多いようですが、
結果的には、店の数が増えることでその料理はさらに有名になり、元祖店も大繁盛。
みんなハッピー……ならいいのかなー??

そんな店のひとつが、「クアン94ゴック」。
安くておいしいシーフードには事欠かないベトナムですが、
なかでも蟹と海老に特化した老舗人気店です。
今回、同行した友人が以前に食べておいしかったそうで向かってみたけど、
やはり問題は「元祖店」VS.「パクリ店」!

前回、友人は向かって左の元祖店に行ったものの、
「揚げ物は新規店の方がおいしいらしい」だなんて情報もあるそうで迷う……。
でも、パッと見て活気が若干ありそうなのは向かって右の店だし、
「友人にも新たな体験を」ということで、いざパクリ店へ!
(注:帰国後、新たに聞いた情報によると、私たちが行った方が元祖だという説もあり。
確かに番地も94だったしなあ…)

ドアのないオープンな店頭で、スタンバイする蟹ちゃんたち。
これでもかとしばられていますが、目をぱちくりさせているのがかわゆい…
おいしそ…いや、かわゆい……。

席に着くと、定番の冷え冷えおしぼりと薬味セットが出てくる。
このおしぼり、ビニールに入っているのにいつもびしょびしょに濡れていて、
「??」と思っていたら丸ごと氷水で冷やしてあるんですねー。
さすが有料だけあるわ。びしょびしょだけど。

まずは、ここに来たなら絶対食べたい「ソフトシェルクラブのフリット」!
 

ソフトシェルクラブは、脱皮したての蟹なので殻ごと食べられる。
丸ごと半分に切り、衣をつけてカリッと揚げたものですね。
(メニューは日本語つきで、「ソフトシェルクラブのてんぷら」となっていますが、
この衣のガリゴリ具合はまさにフリットかと!)

熱々のガリゴリ衣に歯を入れると、くにゃっとした殻を通り抜け、
ふわふわしっとり甘みがある白身蟹肉の世界へ…きゃーー。おーいーしー!!
そのまま塩こしょうで食べるもよし、ベトナムライムをひと搾りするもよし。
す、すいませーん! ビールもう1本!!

さーさー、海老もいきましょう。
来ましたよ、これでもかと放射線状に並んだ「海老のタマリンド炒め」!
 

立派な有頭海老の背に包丁を入れて焼いたところに、
甘酸っぱいタマリンドとニョクマムのソースをどっちゃりと。
うおお…あっさり肉厚の海老に、この濃厚ソース…なんですか、このハーモニー。
殻ごといけるので、手でつかんでバリバリむしゃむしゃしつつ指先をなめる。
もちろん頭のみそもチューチュー吸いますよ。

「だしが出るものと一緒に煮込まれた春雨」というのが大好きなのですが、
この店では、「蟹と海老の春雨炒め」があるんですってよ…。
肉でも魚でも、そのうま味を目いっぱい吸い込んだ炭水化物は本当にサイコー!
もちろん頼むでしょ!(鼻息)
 

ふおー。この思い切りのいい蟹海老祭り…身はもちろん、オレンジ色のみそもたんまり。
調味の基本はニョクマムですが、
どれだけの甲殻類のうま味がこの味をサポートしていることか…!
だって味をパンパンに吸った春雨だけ食べてもおいしいんだもん。すばらしい。

付け合わせの青パパイヤとにんじんのお漬物をかじりつつ、
ベトナムライムを搾ったり、青唐辛子を加えたり。

ビールも飲んで、これだけ食べて1人1000円ちょっとくらいでした。
はまぐりのレモングラス蒸しや蟹の揚げ春巻きなんかもうまそうだったなー!

DATA
ホーチミン クアン94ゴック Quan 94 goc
94 Dinh Tien Hoang, P.Dakao, Dist.1,HCM-City

 

★がついた記事は無料会員限定

関連書籍

ツレヅレハナコ『女ひとりの夜つまみ』
→試し読み・電子書籍はこちら
→書籍の購入はこちら(Amazon)

記事へのコメント コメントする

コメントを書く

コメントの書き込みは、会員登録とログインをされてからご利用ください

この記事を読んだ人にはこんな記事もおすすめです
  • 俺はまだ、神に愛されているだろうか?
  • 二人の“ハル”が、あの3月11日、東京で出会った——。
  • 希望が芽吹く傑作長編
  • 「上から目線」の憲法を、思わず笑い転げそうになる口語訳にしてみました。
  • 数字の苦手な人でも飛躍的な成果を上げられるノウハウを開陳!
  • 結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
  • 麻生幾、浦賀和宏、小路幸也らによる書き下ろしミステリー小説が100円で発売!
  • 「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」
  • どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
  • あの子は、私の子だ。 血の繋がりなんて、 なんだというのだろう。
春の幻冬舎plus感謝祭
結果を出すため0のカギを握るのは、「余裕=ゆとり」
どうしたら女性であることを楽しめるのでしょうか?
エキサイトeブックス
今だけ!プレゼント情報
かけこみ人生相談 お悩み募集中!