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2016.12.09

「電通過労自殺バッシングの裏にある日本人のメンタリティー」第1回

電通新入社員の過労自殺。責められるべきは、誰だ?

岩波 明

電通新入社員の過労自殺。責められるべきは、誰だ?

『他人を非難してばかりいる人たち ーーバッシング・いじめ・ネット私刑』の著者、精神科医・岩波明先生の、人気連載。
今回取り上げていただくのは、記憶に新しい電通の若手社員の自殺問題です。
この自殺の話は、何度聞いても胸が痛いです。
この件について、「残業100時間で過労死は情けない」と某大学教授がコメントしたことが“大炎上”しましたが、この炎上の裏には、日本人独特のメンタリティーが存在しています。今日から全3回で、岩波先生が斬り込みます!

    *   *   *

ツイッターに、死にたい気持ちを書き続けた若手社員 

 再び、大手広告代理店の電通において若手社員の過労自殺が起きた。「再び」というのは、過去に似たようなことがあったからだ。
 第一の「電通事件」が起きたのは、1991年のことである。その時に自殺して亡くなった方も、今回と同様に、入社して間もない若手だった。あれから20年以上も経っているのにもかかわらず、電通という会社の体質はまったく変わっていなかった、ということになる。

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