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2016.11.30

考えてみよう! 「なるほど」と言わせるシナリオ作りvol.1

あなたの“プチ自慢”を数学的につくってみよう

深沢 真太郎

あなたの“プチ自慢”を数学的につくってみよう

自分自身をプレゼンテーションせよ

それでは今回から計3回、実際にテーマ設定をしたうえでプレゼンテーションの準備を練習していただこうと思います。
当然ですが、私の書いた文章を読むだけでは練習になりません。必ずあなたも自分でプレゼンテーションを設計してみてください。

まず今回のテーマを「自分自身」とします。いわゆる「自分の強み」をプレゼンテーションする局面を考えてみましょう。言い換えるなら、あなたは“プチ自慢”をするということです。

もしあなたがビジネスパーソンなら、学生時代の就職活動や入社後の転職活動などで自分自身をプレゼンテーションした経験があるでしょう。
その内容が相手にしっかり伝わったか否かは、その後のあなたの人生に少なからず影響を与えてきたはずです。自分自身をしっかりプレゼンテーションできるということは、ビジネスパーソンとしてとても重要なことですね。

 

あらためて、数学的な準備とは?

まずは前回の最後にまとめたポイントをおさらいします。

・相手が変われば、伝え方も変わる。
・プレゼンテーションは、特定の1人に向けてする。
・最初に相手が話を聞くための「前提」を伝える。
・矢印「↓」でつなげてつくる。
・そのために、「構成要素」をはっきりさせ、「順序」を強烈に意識する。


たとえばあなたがビジネスで成果をあげ、メディアの取材を受けるとします。イメージしやすいようにビジネス誌としておきます。もちろんあなたが“プチ自慢”を伝える相手はその雑誌の記者ということになりますが、その方はあなたの仕事のことを何ひとつ知らない人物だとします。

あなたがまず考えなければいけないことは何でしょう。
もしあなたとこの記者さんとで認識のズレがあったり、前提が揃っていないとすべてがうまく伝わりません。今回の取材は何を目的としているのか、あなたの役割は何か、つまりこの取材の定義をしなければなりません。

続いてプレゼンテーションの内容について。まずは構成要素を考えます。たとえば伝える「強み」は3つ程度に絞ってはどうでしょう。もちろん、なぜそれが強みになり得るのかも述べる必要があります。

ここまでをまとめると、今回のあなたのプレゼンテーションは次のような構成要素から成り立ち、それを矢印「↓」でつなげることで完成します。
 
前提の確認と場の定義

3つの強み

その根拠

結論

 

準備が数学的なら、プレゼンテーションも数学的に

準備は整いました。あとは自分自身をプレゼンテーションするだけです。
まず定義をし、結論を提示する。その根拠を延べ、あらためて結論を提示して終える。数学の説明や議論で頻繁に使われる論法です。

この型で自分の強みをプレゼンテーションすれば、きっと相手の記者さんも「なるほど」と思ってくれるでしょう。そんな納得感ある話は、記者さんとしてもあとで記事にしやすいはず。あなたと相手の両者がハッピーな状態です。
ちなみに私がメディアの取材を受けるなら、たとえばこのような流れでお話をさせていただくかもしれません。
 

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よろしくお願い致します。まず前提の確認ですが、今回のインタビューはビジネス数学の内容ではなく、私自身の人間性や強みについてお話しすればよいということで間違いないでしょうか。◯◯さん(相手)は文系出身で数学は苦手だということですので、専門用語は使わずにわかりやすくお伝えするつもりですのでご安心ください。

では早速ですが、私の教育者としての強みは主に3つあります。

端的に申し上げれば、わかりやすいと言われる伝え方、親近感あるキャラクター、弱者の味方、という3つです

私は“中学生でもわかるように”を哲学に、教育現場ではある意味、フレンドリーなキャラクターを演じています。また、エリートを育成することよりも、数字が苦手で苦しんでいる人を救うことに強い情熱を持っています。
エリートに向けて、難解なことをシャープに論じる教育者はたくさんいます。しかし、その逆は意外と技術と人間力が要るんです。私はそこに挑戦し、結果を出してきました。

つまり、先ほど申し上げた、わかりやすいと言われる伝え方、親近感あるキャラクター、弱者の味方、の3つが私の教育者としての強みということになります。

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この連載の最初で定義したように、プレゼンテーションのゴールは相手に「なるほど」と思わせることです。この私のプレゼンテーション、あなたは「なるほど」と思っていただけたでしょうか。

 

練習もしないで、試合で勝とうとしていないか?

そろそろまとめましょう。
私が言うまでもないことですが、練習でできないことは試合ではできません。
これは、ビジネスであろうと勉強であろうとスポーツであろうと変わらない原則です。

「自分」を数学的にプレゼンできない人が、ビジネスで数学的にプレゼンできるわけがありません。そして、数学的でなければ、「なるほど」は生まれません。
あなたのプレゼンに「なるほど」をつくるために、ぜひ少しだけでも練習をしてみてください。

ということで、次はあなたの番です。
まさにいまこの瞬間、あなたの強みはいったい何でしょうか?
これは誰でも必ずできる、極めて易しい練習テーマのはず。今からコーヒーでも飲みながら、あなたの“プチ自慢”の内容を数学的に設計してみませんか。

 

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