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2016.11.18

「私が手放す」という錯覚

小池 龍之介

「私が手放す」という錯覚

 ある日、坐禅会にいらしている生徒さんから、私の法話について質問がありました。「つまり、欲望を手放せということでしょうか?」と。

 答えは、「yesでもなく、noでもないですねぇ」というものなのです。初学者向けにはひとまず「yes」と答えて、それが有用な場合もあるのですけれども、究極の次元では、そのように考えることにより見失うものがあります。

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