失恋、浮気、離婚、不倫、友人関係、死別、物の処分。ペットロス……。別れはどうしても悲しみがつきまといます。でも、喪失感だけではないはず。人間関係がスッキリしたり、人生の新しいステージに進むことだってあるのです。『あなたは「別れ」でもっと輝ける!』より、前に進むための「さようなら」のトリセツをお届けします。


他人との縁が切れるとき


 常に成長している人には、友人関係の総入れ替え、なんてことがときどき起きます。どんなに仲がよかった人とも、縁が切れるときがあるのです。

「必然の出会い」といわれるように、出会いに関しては一般的に割とポジティブな意味となることが多いですが、別れも同じことがいえます。出会いが必然であるように、別れもやはり必然なのです。

 悲しい別れ、たとえば、フラれた、失恋とか離婚、という場合であっても、それを受け入れたときが、自分にとってステージが上がった瞬間といえます。なぜなら、それは、

その相手との学びが終わった瞬間だから、です。

 流れで縁が切れそうなとき、また自分と相手の間での違和感が大きくなって離れようと思っているけれど「ご縁は大切に」という言葉が引っかかってなかなか離れる決断ができないとき。もしくは、逆に、別れたくないのに、相手から別れたいといわれて、別れる方向に進んでいる場合……。どうしたらいいか、悩んでいる人は多いことでしょう。そんなときは、一度流れに身を任せてみることです。

 流れというのは上から下に流れるように、勝手に力を抜いたほうに動いていくものなのです。ですから、一番自然な形は、執着をせずにその流れに身を委ねてみることです。
「いや、離れまい!」と力を入れて踏ん張ったり「別れたくない!」と相手にすがったり、あなた自身が意地になって抵抗するより、ご縁が切れそうなときは、流れに身を任せたほうがうまくいく、ということ。

 たとえば、彼氏があなたに別れを切り出したとしましょう。相手と結婚まで考えていたし、彼とはもう二〇代から一〇年近く付き合ってきたのに、私の青春、台無しにするつもり!? なぜ今になって別れたいっていうの!? というようなケース。別れないように相手にすがっても、相手が別れたい、というのであれば、もうそれも流れに身を任せたほうが、自分にとって、その後の開運につながります。

 ときどき、別れた相手に対して憎しみを抱き続け、さらには、歪んだ愛情を抱き、その人が気になって気になって、別れた後でも、ずっと想い続けていたりする人もいます。しかし、それはまるで、今を生きていないことになるのです。

 歪んだ愛で、好き過ぎても執着。
 大嫌いになってその人のことに集中し過ぎて、その人の悪口をいったり、中傷したりするのも執着。

別れというのは、実はとてもポジティブなこと。それがわかると、人間関係が楽になります。失恋で別れが来たとしても、彼との関係で成長した点は何だろう? とか、人生の中で重要な学びを得たとしたら何だろうか? と考えてみるのです。
 そうすると、つらい別れであっても成長だと思えるようになります。誰かとの別れは、次のステージへ行くための、卒業証書というわけです。そして、新たに運命の人と出会って、また卒業するまでの学びが始まります。

 対人運が下がるときというのは、無理やり付き合っている感、満載のとき。自分が執着してそれを手放そうとしないとき、対人運はどんどん下がっていきます。

(中略)

 別れというのは、ただお互いの波長が違ってきただけのこと。それはどちらかが成長を遂げて、次なるステージに行こうとしている証なのです。どっちが上でも下でもなく、どっちが幸せでどっちがみじめでもないのです。
 ただ、捨てられた、と悲劇のヒロインになるならそのみじめさは自分を襲うことになります。そんな風に思って残りの人生を歩むなんてもったいない。相手と縁が切れたというのは、あなたの人生にとって必要のない人、という意味なのですから。

(中略)

 人は当然、変化する生き物です。その変化はいい変化であったり、そうではない場合もあります。関係性に違和感を覚えて一緒にいて心地よくない場合は、どんなにそこに踏みとどまろうとしても、いずれ別れが来ます。波長が違う者同士、一緒にい続けることはかなり無理があるのです。

 無理がある、というのは、気分も下がりますし、健康にも美容にもよくありません。ですから、「その人と一緒にいて本当に心地よいのか? 本当に? 本当は? ぶっちゃけどう?」と自問自答してみてください。頭で考えるのではなく、心の声を聞くのです。さあ、答えはいかがでしょうか?
  
 お互いの関係性において、自分は心地よくて相手が心地が悪い場合はどうしましょう。その場合、相手の心地悪さのバイブレーションが自分に伝わってきて、いずれ自分も心地が悪くなります。ですから、結局それも別れることになるのです。どちらかが、相手のバイブレーションに無理なく楽しく合わせられれば別ですが、自分を殺してまで合わせる必要があるでしょうか? 自分の人生なのに……。

「ご縁は大切にするもの」。この意味は、関係性のあるときに、相手に敬意を払い、感謝して、私利私慾なしに相手との関係を大切にしていくことなのです。ご縁は自分から切ってはいけない、という方もいますが、波長や生きるステージが変われば、自分から離れることもあるものです。

 自分の人生は、付き合う人によって大きな違いが出ます。付き合う人は、多大な影響をあなたに及ぼします。法則は、いつも変わらず「付き合う人と同じ人になる」というものなのです。

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