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2016.11.14

「盛りたいだけ」はもう古い?自撮り文化がもたらす新しいコミュニケーション

自撮り女子・りょかち

「盛りたいだけ」はもう古い?自撮り文化がもたらす新しいコミュニケーション

「自撮り」「セルフィー」が若者文化として注目されて久しい。ガッキーこと新垣結衣ちゃんがセルフィー風の写真でNYLONの表紙に登場したのは2014年12月号。実はすでに2年前なのだ。

しかし2年の月日が経った今もなお、自撮り文化は進化し続けている。サイバーエージェントの藤田晋さんが、「2016年は動画元年」と語ったけれど、「観る」動画はもちろん、「SNOW」や「Snapchat」など、「撮る」文化においても2016年は「動画元年」だったのではないかと思う。

いまや、SNSのタイムラインを見れば、可愛い女の子たちが犬やら猫やらに変身して手を振りながら微笑んでくれる動画で溢れている。自撮り文化はこの2年間、少しずつ進化しながら、"新しい文化"であり続けているのだ。

「自撮り=盛り文化」?

2016年現在の日本で、自撮り・動画撮影アプリでメインストリームと言えるのは、「SNOW」「Snapchat」あるいは「BeautyPlus」「Camera360」あたりだろうか。共通した機能は顔の上に動物などのエフェクトをかけられる「フィルター」や、目を大きくしたり、肌をきれいに見せたりできる「加工」など。つまりは自分をより可愛く見せる「盛る」ための機能である。

かくいう私も、「盛る」自撮りをテーマに取り上げられることが多い。取材や、リアル世界で会った人に必ず聞かれるのは、「どうやったら盛れる写真が撮れますか?」「今一番盛れるアプリは?」といったことだ。

自撮りといえば、「盛り」。いつだって自撮りが取り上げられるときには、別人のように撮影できるテクニックや、その魅力に取り憑かれたように自撮りをする女の子たちが注目されがちである。

face swap機能は自撮り文化の革命だった

とはいえ自撮り文化が話題になり続ける中で、サブトピックがどんどん広がっているのも感じている。そのサブトピックが当初の「盛り文化」と同じくらいに沢山の人にとって魅力的なものだから、今回はその話をしたいと思う。

例えば、こんなことがあった。

基本的に私はチャットが大好きなので、多くの友達からなんでもないLINEがたくさん届く。お盆の季節には珍しい友達から似たような内容のLINEが届いた。

「りょかち〜!見てみて!姪っ子とface swapしたよ!」
「おばあちゃんと顔交換して自撮りしてみた!やばいよね!!」

face swap・顔交換とは、友達などと自撮りをしているときに、二人の顔を認識して、顔だけを相手と入れ替えて撮影できる機能。

確か海外で大人気だった自撮りアプリ「MSQRD」から人気に火がついた機能で、あっという間に「Snapchat」やその他の自撮りアプリでも撮影できるようになった。

今年のお盆は、とにかくこの「face swapで自撮りしてみました!」報告のLINEがたくさん届いた。instagramにも、Twitterにも、小さな子供やおばあちゃんおじいちゃんなど、家族とのface swap画像が溢れていた。

みんな、お盆で帰省をしたときに、久しぶりに会った親戚や家族とface swapをして遊んだり、まとまった休みで子供と戯れる中で、face swapをきっかけに自撮りをやってみたのだろう。これまで自撮りをしたことがない人も、たくさんSNSに自撮りをアップしていた。この機能が流行してから、SNSで自撮りをアップする人の幅が相当広がった気がしている。

動画撮影が私たちのコミュニケーションを豊かにする

お盆に届いたそのLINEの話には続きがある。LINEを送ってきた友達と久々に会って、自撮りの話になると、当然自分が撮影したface swapの話になった。

「face swap楽しいね〜!」「久々におばあちゃんと写真撮った!」「子供がface swapにはまっちゃって、休日付き合わされるようになってさ〜」

多くの感想はこんな感じで、私はすっかり心が温かくなってしまった。自撮りをきっかけに、家族や親戚との温かいコミュニケーションが生まれている。私の友達のおばあさんは、孫であるその子との自撮りを待ち受けにしているそうだ。

さっきも書いたけれども、「自撮り」がテーマとして取り上げられるとき、「別人みたいに盛れる!詐欺だ!」とか「自分が大好きな自撮り女子」とか、少し一般人とは違うことを取り上げるような尖った話題が多い。気持ちはわかる。そのほうがきっと面白いから。

しかし、自撮り文化はface swap機能を皮切りに、とっくの昔に「可愛い自分を撮影したい女子」だけのものではなくなっている。リアル世界においても、観光スポットに行ったならば、自撮りをしている観光客を見ない日はないだろう。海外で人気のSnapchatが画像を使用したラフなコミュニケーションを流行させて以来、動画や画像で日常を発信することはもはや、多くの人にとって日常の一部である。

「自撮り女子」は、いまや特別な存在なんかではないし、「自撮り」自体も「新しい変わった文化」でもなくなりつつある。フィルターは「盛り」の機能だけではなく、「一緒に写真を誰かと撮る・残す」というコミュニケーションを促進している例も多い。

自撮りとは「撮影」であり「記録」である。だからこそそこには、「誰かとの思い出を残すこと」「誰かとコミュニケーションをとること」の延長線上としての、斬新で、だからこそこれまでうまくいかなかったコミュニケーションを革命してくれるような温かいやり取りが豊富に詰まっている。多くの人にその部分をもっと注目し、楽しんでほしい。

幸いにも、今どこで自撮りをしたってだいたいそんなに目立ったりはしない。自撮りの新しいサブトピックの波に乗っかって、家族や友達と新しいコミュニケーションを楽しみ、宝物のような毎日を記録に残してほしいと思う。

 

■■■新ミニコーナー「りょかち いい店、撮れる店」■■■

【鳥貴族渋谷文化村通り店】

東京では大人気の鳥貴族。しかし実は自撮りもガンガンできちゃうのが鳥貴族の魅力でもあるんです。ポイントは明るすぎない照明! 広めの店内に対して照明自体が多くないので光が強すぎず撮影できるのです。(照明は明るすぎず近すぎないのが最高。)そして、鳥貴族のジョッキで輪郭を隠せばカンペキ。

リーズナブルなお店でも、鳥貴族ならなんか許せる。キラキラ女子とは一線を画して「私、鳥貴族でも全然嬉しいよ!楽しく飲んじゃうよ!」アピールまでできる。今日から鳥貴族に行ったら「私と鳥貴族しよ?」自撮りしちゃいましょう。
 
・店舗情報
鳥貴族渋谷文化村通り店
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町34-5-2F
https://www.torikizoku.co.jp/shops/detail/186

りょかち ツイッターより

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