リーには自傷癖がありました。自分で自分を物理的に傷つけ、安心感を得る…、そんな穏やかではない彼女の日常を救ったのが雇い主、グレイ弁護士による「お仕置き」だったのです。世間ではこの状況を「毒をもって毒を制す」だったり、突き詰めれば「血で血を洗う」と物騒に表現するかもしれません。しかし、彼女は秘書として健気に働きながらもお尻を打たれるたびに快楽を得て、手枷をはめられるたびに自傷から解放されていくのです。これぞ趣味と実益を兼ね備えた就職の一例。荒療治でしたが、確かに彼女は自傷行為からグレイ弁護士へと欲求の矛先が変化していったのです。

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