「もうおばさんだからさ~」とおばさんを自称しつつ、他人からおばさんと呼ばれると自分でもびっくりするぐらいショックを受ける。それが40歳という年齢だ。
おばさんになりたくないというよりも、おばさんのなり方がわからない。なにぶん初めての経験なので、いろんな変化にいちいち驚き、戸惑うのだ。

子どもの頃はおばさんというと「肝っ玉母さん、鋼のメンタルの持ち主」的なイメージがあったが、いざ自分がおばさんになると、思いのほか繊細で傷つきやすい。
硝子の熟年時代は、破片が胸へと突き刺さるお年頃。そんな私の熟女入門な日々を綴っていきたいと思う。

さて、私の場合、38歳ぐらいで一気にきた。「これが老い、か…」とグラサンが吹っ飛ぶ勢いで、肉体の変化を実感したのだ。
まず地球の引力に引かれる人類として、皮や肉が一気に下降しはじめ、顔や体型が変わった。それまでAラインのミニワンピなども着ていたが、今着ると一点の曇りもなく狂女になる。 

40を越えると似合う服が変わるのは事実なので、和装に凝る二十代女子には「そんなもんババアになってナンボでも着れる、今しか着れへん服を着なはれ!」とついお節介を言いたくなる。
ちなみに私は老後、ゴスロリを着ようと目論んでいる。80代のババアのゴスロリはガチ魔女感が漂いそうだし、何らかの魔力も発現しそうなので、今から楽しみだ。

また、肉体の変化として実感したのは「アラフォーが自然体にすると死体に近づく」ということだ。これまではすっぴん時に「肌キレイだね」と褒められたりしたが、今では土気色の顔を見て「どこか悪いの…?」と命の心配をされてしまう。

死体に近づくと言えば、アラフォーになると体温が下がる。

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